母を病院に迎えに行き、退院の手続き。カテーテルを入れた左腕が痛いらしいけれど、他は元気。病院近くの平和堂で買い物をしてから、帰りたいといいます。
日用品を買い、それだけかと思ったら、ブティックに寄り、ランチに誘われ、スーパーで夕食の材料を買って、やっと帰りました。
「腕はまだ痛むの?」と聞くと、「それほどでもなくなったわ。」腫れも引いています。しかし「頭が痛いわ。」と言っていましたが、12時に病院を出て、帰ったのは4時前。夕飯ももう自分でつくるそうです。「じゃ、帰るね。」と言ったら、「ちょっと待って。」と、庭で取れた茗荷をくれました。もうシーズンも終わったかと思い短くかりこんだら、今まで以上に大きく、見事な茗荷がいくつも取れたそうです。
本当に美しい。
釈迦の弟子のスリバンドクが、物忘れがひどく、自分の名前さえ忘れてしまう。仕方ないので、釈迦が、名前を書いた札(名荷)を首からぶら下げたが、それをかけたことさえ、忘れてしまった。というお話しが、「茗荷を食べると物忘れをする」という由来として語られてきたそうですが、実際には逆に、音から当てはめられた茗荷の名から、創作されたお話しだそうです。元々は妹香(めのか)で、物忘れどころか、香りに集中力を高める成分が含まれているそうです。
家に帰ると、父が「お帰り、足は大丈夫やったか?」と母に声をかけました。
「ちがうちがう、心臓やんか。」と母が応じると、
「そうやったか?」昨日も、足で入院したと父が言うので、一通り説明すると、「そうか。」と言っていたのですが…実害はないし、おもしろいから、良いけど。
スリバンドクは、若年性の認知症だったんじゃないかと思います。
父はそのうち自分の名前もわすれてしまうのかな?
父は畑に行って、サツマイモとねぎを収穫してきてもたせてくれました。こちらの方はしっかりしたもの。
両親との時間を大切にしたい。