連休の間に、また次男の引越し準備で、福山へ。
今度は、車で、お布団や、掃除機、冷蔵庫なんかを運んできました。
金曜日の朝、レッスンをしてから、移動したら、連休超渋滞で、飲まず食わずでおおかた6時間かかりました。
夕方5時前についたら、大家さんの園芸店は締まっていて、電話をしたら、大家さんのお父様が出られて、「今日はおりません。」とおっしゃっただけでした。
不動産屋さんに連絡したら、早速ついてきてくれて、店の裏口をあんないしてくれました。
菓子折りを持って挨拶に伺ったら、出てこられたのは、大家さんのお父様。ニコニコして、「すんませんなぁ。今日は息子は法事で出てしまってましたんや。」このくしゃくしゃの笑顔100万ドル。
6階までスタスタと上がって、合鍵を出して、部屋を開けてくれました。
96歳。
信じられない。背中もまっすぐ。
今日は泊まりで、明日も荷物を入れると言ったら、降りてすぐまた上がってこられて「鍵をあげときますわ。」といただきました。
台車も出してくださって、親切で、またフットワークの軽いこと。
恐縮してしまいました。
その日は車を前において何往復もして終わりました。
ホテルに行こうとしたら、またやってこられて、「これをどうぞ、水やらなくていいですし。」
と、こんなものをいただきました。
本物の蘭かと思ったら、本物そっくりさんで、光触媒効果で空気を浄化してくれるとか。
お世話をしなくていいように気を使ってくださったのでした。
温かく、気遣いのある方で、安心しました。
帰りに、部屋の近くでパン屋さんを発見しました。朝食用にパンを買って帰りましたが、このミルク入りパン、絶品でした。コンデンスミルクかな?生チョコパンの様に、ミルククリームが渦巻きの層の中にとろりとしていて、とにかくおいしかった。
夜は、茂吉というおでん屋さんで、夕食。対面式カウンターのみの席ですが、またここがおいしかった。牛すじや卵、大根、こんにゃくの他に、野菜メニューがたくさん。
三つ葉、レタス、フキ、筍、レンコン、里芋などをおでんのだしの中で煮込んでから出てきます。信じられないでしょうが、おいしかった。
締めはじゃこ飯と、牡蠣雑炊。両方頼んで分けて食べました。
福山で食事はハズレなしです。
次の日はニトリで、食器や、フライパン、カーテンを買い、リサイクルショップで、小さなデスクも買いました。大型店舗がたくさんあり、ドラッグストア、ブックオフやスーパーも近くで、今のの自宅の周りより、買い物は便利で、不自由することはなさそうです。
荷物を運び入れたあと、ついでに、春休み中の大学も見てきました。
学内にコンビニに、カフェ、大きな食堂、クリーニング屋さんもあります。薬学部の薬草植物園なんかもあります。パソコンつきの自習室。なんでも生活は学内で間に合います。周りは山なので、集中して勉強できそう。・・・本人にやる気があればですが。
その日のお昼は、おうどんのセルフの店。びっくりしたのは、イカの足の天ぷら。
お皿からはみ出て、お皿が小さく見えます。
あまりの量に足一本しか食べられなかった。さすが、港の近くです。
あれこれ見て、次男が一人になった時に、どんな暮らしをするのかが、具体的に思い描けるようになってきて、心配がすこしづつ減ってきました。