音楽の喜び フルートとともに

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天領の地倉敷

2015-11-09 23:10:06 | 紀行

土曜日に福山の次男の下宿に、届け物を持って行きました。
日曜日に、時間があったので、倉敷によって帰りました。

子どもに観光地を案内してもらうなんて初めてです。
久しぶりに会うと、たくましくなったもんだなぁと感心。

時間があまりなかったので、施設の中までは入りませんでしたが、美観地区の町並みや、お店をブラブラしてお昼ご飯を食べただけですが・・・。

倉敷は天領と言って、明治以降天皇の直営の領地で、全国にたくさんあります。
天領になる前は支配処、御料地、幕府領などと呼ばれる時の政権直轄地だったところで、倉敷は1600年から支配処だったということで、豊臣直轄地から始まっているそうです。
なので、ここはお代官様が支配されていました。
その代官所の一つがアイビースクエアの中にあります。

アイビースクエアは代官所跡に建てられた倉敷紡績の工場跡です。明治政府の基幹産業紡績工場が置かれたのも納得。

重厚なレンガ作りの建物の中では若手写真家たちの展覧会をやっていて、最後に気に入った写真家を投票するというものでした。

中に福島の避難された家族の方々の写真をずっととっている写真家がいて、私はその人に一票。
家族で肩を組んで、とってもいい笑顔でいらっしゃる姿が温かく、たくましく感じ、また傷ましくもあり。とても心に残りました。

倉敷川とその周りには、天領の時代からの街並みが保存されているだけでなく、住み、生活し、営業されています。



古い革袋に新しいお酒。
古いものを大事に使う文化が、この街を支えています。