尾道の商工会議所。
1892年に全国で30番目に建てられた商工会議所。
これは、1923年、大正時代に修復改修されたものです。
前に来た時は、閉館していたので、中に入ったことはありませんでした。
無料で入館でき、1階は尾道の歴史を知ることができる展示がされています。
驚いたのは2階。
階段を登ると、
国会議事堂を思わせる作りです。
どんな会議が行われていたのかわかりませんが、塩田と舟運で栄えていた豊富な財力を思わせると同時に、ここに集まっていたのは、商人たち。
合議していたのは確か。
建て替えたときにこうなったのか?
贅沢禁止令がでると、ごはんの下に鯛や鮭を隠してたべる「うずみ」という食べ方を発明して食べていた彼ら。
志士を匿い、学問を修め、歌舞音曲を学び、新しい建築と、新しい思考を取り入れていました。
尾道の商人たちは思ったより、もっと先に行っていたのかもしれない。
お金があれば、何に使うか?
武器を買ったり、ギャンブルに使ったりするかわりに、自分たちの会議場を建てたところに、その頃の商人たちの気概感じます。
自分たちのことは、自分で決める。
感動しました。