音楽の喜び フルートとともに

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怖い説グリーンスリーブス

2021-06-14 22:14:12 | 名曲
昨夜、投稿した記事、編集しようとしたら消えてしまいました。
いいねして下さった方すみませんでした。
記憶をたどって再掲載します。

これは土曜日に行ったいつもの山城の里山の風景です。

ネズミモチ

お茶の畑の緑がまぶしいです。

7/10(土)川原さんから招かれたホームコンサートの最後の一曲はグーリンスリーブスです。

よく知られたこの曲は、スコットランドとイングランドの境界辺りで生まれたそうですが、判然とはしていません。

1580年にはロンドンの書籍出版組合の記録に「A new northern ditty of Lady green sleeves」として登録されています。
1584年掌中の悦楽の中で「A new courtly sonnet of the Lady green sleeves 」として登録。

これが別の二曲なのか?はわかっていません。

17世紀にはイングランドでは誰もが知る曲となり、ロンドンでリュート用の楽譜も出版されています。

Alas, my love, you do me wrong,
To cast me off discourteously.
For I have loved you so long,
Delighting in your company.

Chorus:
Greensleeves was all my joy
Greensleeves was my delight,
Greensleeves was my heart of gold,
And who but my lady greensleeves.

ああ、私の愛した人は何て残酷な人、
私の愛を非情にも投げ捨ててしまった。
私は長い間あなたを愛していた、
側にいるだけで幸せだった。

グリーンスリーヴスは私の喜びだった、
グリーンスリーヴスは私の楽しみだった、
グリーンスリーヴスは私の魂だった、
あなた以外に誰がいるだろうか。

ヘンリー8世がアン ブーリンのために作曲したという説は年代がおかしく否定されていますが、長く多くの人に指示されています。

カトリック教会から破門されてまでキャサリン王妃と離婚し、アン ブーリンと結婚。

ところが、娘しか生まれないことに不満を持ち、流産の後、わずか2年で姦通罪、近親相姦、魔術を使った罪を着せて処刑。

処刑の翌日ジェーン シーモアと婚約。

怖い!
ヘンリー8世、その後も三人の女性と結婚しています。

グリーンスリーブスはアン ブーリンが書いたならまだわかるけれど、ヘンリー8世が書いたと言うのはなんだかなぁ?
と思うけれど、力を乱用する理解不能な為政者が少しでもアンに心を残していたと言うストーリーは民衆の心を和ませたと思われるし、裏読みすると、アンがヘンリーに言いたかった言葉のようでもあります。