明日本番前最後の合わせで、ヴィオラの金重さんとピアノの坂田さんが来てくれました。

金重さんが京橋で特急に乗り損ない、待っている時間でシュークリームを買ってきてくれました。


24歳の作「海賊」(1843年)に触発されて書かれました。
明日岸和田の自泉会館でコンサートがあります。
13時から、「楽奏会」
主催がチェロ奏者なので、弦楽主体。
バラエティ豊かです。
私はギターの岡山友樹さんとテデスコの「ソナチネ」イベールの「間奏曲」
ピアノ坂田恭子さん、ヴィオラ金重美代さんとフルートのトリオで、日本の抒情歌2曲とドビュッシーの「ベルガマスク組曲」から「プレリュード」「月の光」を演奏します。

金重さんが京橋で特急に乗り損ない、待っている時間でシュークリームを買ってきてくれました。
抒情歌に海メドレーがありますが、エクトル ベルリオーズ(1803-1869年)フランス共和国ラ・コート=サンドレ生まれ、フランス帝国パリ没

の序曲「海賊」op21H.101
は、1844年に作曲された演奏会用序曲です。
地中海沿岸の保養地フランスのニース(当時はサルディーニャ王国領)に滞在中ジョージ ゴードン バイロン(1788-1824年)グレートブリテン王国ロンドン生まれ、ギリシャ第一共和国メソロンギ没

24歳の作「海賊」(1843年)に触発されて書かれました。
海賊の首領でありながら蛮行を嫌う孤高、高潔なコンラッドは、貞淑な妻で純愛型のメドラを残して、海にでます。
宿敵トルコの太守ザイドが海賊島を攻撃するとスパイから連絡があります。
先手を打って、酒宴をしていたザイドの軍の船を焼き討ちにし、トルコ兵は逃げ出します。
そしてトルコ軍のハーレムに残された女性たちを救いだします。
紳士的で気高い態度のコンラッドにグルナーレは心を奪われます。
その後ザイドの反撃にあい、コンラッドは捉えられます。
傷つき捕らえられたコンラッドに太守を殺して逃げるようにグルナーレは剣を持ってやってきます。
が、コンラッドは「こんなことをしてもらうために助けたのではない。女の命を救う者は、寝首をかきたくはないのだ。」と断ります。
グルナーレは彼のもとを離れます。
再びやってきたグルナーレは額に血痕をつけていました。
自分のために太守を殺したグルナーレに一度だけ接吻を赦すと、コンラッドは海賊島に戻ります。
メドラのもとへたどり着きますが、すでに彼女は亡くなっていました。
翌朝、コンラッドの姿はなく、切断された小舟のもやい綱だけが発見されたのでした。
ベルリオーズは初めは「ニースの塔」という名前をつけていましたが、「赤毛の海賊」と改題し、パリのシルク オランピックで初演され、その後出版時に「海賊」と変更されました。