バラが終わったので剪定。
この鉢、白い花だけだったはずですが、なぜかピンクの花も…。
ヴェルディの肖像(J.ボルデイーニ作)(1886年)
この公演はかつてとは打って変わって大盛況を得ました。
の、悲劇「オテロ」によります。
オテロに扮したマリオ・デル・モナコ
オテロの帰還1799年
またしてもイアーゴにそそのかされ、カッシオの様子を遠くから見ています。
イアーゴの策にのるオテロ
1803 年の劇オセロとデズデモーナ。第五幕第二場。
バラを切るだけで午前中使いました。
薔薇の花は苗を弱らせるので種を取らないのなら、切らないといけません。
四季咲きなので、切り戻しておけばまた咲きます。
ほとんど何もお手入れしませんが、選定だけはきっちりしないと、花が咲きません。
代わって、小さな鉢てすが、メキシコハコヤナギが咲いてきました。
この鉢、白い花だけだったはずですが、なぜかピンクの花も…。
ハコヤナギと言っても柳ではなく、ミソハギ科。
そしてどの資料を見ても耐寒性が無い、5度以下で枯れると書いてあります。
5度以下になって、葉もなくなり枯れてしまったかと思っていましたが、復活。
得した気分です。
ジュゼッペ ヴェルディ(1813-1901年)フランス帝国タロ地区レ・ロンコーレ生まれ(現イタリア)、イタリア王国ミラノ没
ヴェルディの肖像(J.ボルデイーニ作)(1886年)
1879年11月、農場に届いたボーイトの台本『オテロ』に、ヴェルディは興味をそそられます。
早速ミラノに行き話し合いを行いました。
しかしヴェルディは数年のブランクに不安を覚え、なかなか契約を結びませんでした。
そこでリコルディ
ジュリオ リコルディ(1840-1912年)楽譜出版リコルディ社の社長(1888年より)
は一計を案じ、ボーイト
は一計を案じ、ボーイト
アッリーゴ・ボーイト(1842-1918年)詩人、台本作家、音楽評論家
と共作で『シモン・ボッカネグラ』改訂版制作を提案しました。
と共作で『シモン・ボッカネグラ』改訂版制作を提案しました。
大胆なボーイトの手腕に触発されてヴェルディも新たな作曲を加え、1881年3月のスカラ座公演を行いました。
この公演はかつてとは打って変わって大盛況を得ました。
1879年、イギリスの雑誌『バニティ・フェア』に掲載されたヴェルディの肖像。
そして『オテロ』は動き始めましたが、なかなか順調に物事は進みませんでした。
リコルディとボーイトがサンターガタ
を訪問し台本を詰めました。
しかし『ドン・カルロ』3度目の改訂版制作で半年の足止めを受けます。
さらに1883年2月にワーグナーの訃報に触れると、
ワーグナー(1813-1883年)
「悲しい、悲しい、悲しい…。その名は芸術の歴史に偉大なる足跡を残した」と書き、ヴェルディは沈みました。
「悲しい、悲しい、悲しい…。その名は芸術の歴史に偉大なる足跡を残した」と書き、ヴェルディは沈みました。
彼が嫌うドイツの、その音楽を代表するワーグナーに、ヴェルディはライバル心をむき出しにすることもありましたが、その才能は認めていました。
そして、同年齢のワーグナーなど、彼と時代を共にした多くの人物が既に世を去ったことに落胆を隠せませんでした。
それでも1884年の『ドン・カルロ』改訂版公演を好評の内に終えると作業にも拍車がかかりました。
ボーイトはヴェルディを尊敬し、ヴェルディはボーイトから刺激を受けながら共同で取り組みした。
特にヴェルディは登場人物「イアーゴ」へのこだわりを見せ、それに引き上げられて作品全体が仕上がっていきました。そして1886年11月に、7年の期間をかけた『オテロ』は完成しました。
1887年2月、ヴェルディ16年ぶりの新作オペラ『オテロ』初演しました。
スカラ座は、期待以上の出来映えに沸き立ちました。
歌劇「オテロ」
ウィリアム シェークスピア(1564-1616年)イングランド王国ストラスフォード アポン エイボン生没
の、悲劇「オテロ」によります。
15世紀のキプロス
人々が勝利を待ちわびる中、イアーゴ
イヴェルディのオペラ「オテロ」でイアーゴを演じるフランス人バリトン、ヴィクトル・モーレル
は昇進したカッシオへの嫉妬を募らせています。
は昇進したカッシオへの嫉妬を募らせています。
酒に弱いカッシオ
を酔わせて、暴力沙汰を起こさせます。
そこへトルコ艦隊に勝利したオテロ
オテロに扮したマリオ・デル・モナコ
オテロの帰還1799年
トーマス ストサード
が凱旋し、カッシオを罷免します。
が凱旋し、カッシオを罷免します。
イアーゴはオテロの愛妻デズデモーナ
デズデモーナ役ポーリン ヴィアルト。
に取りなしを頼めと助言。
に取りなしを頼めと助言。
庭で2人が話している所をオテロに見せ、不倫をしているように思わせます。
その後、デズデモーナがカッシオの復職を頼みますが、オテロは心中穏やかではなく、断ります。
イアーゴの妻はデズデモーナのハンカチをひらいます。イアーゴをそれを取り上げ、持ち去ります。
またしてもイアーゴにそそのかされ、カッシオの様子を遠くから見ています。
カッシオを友人と他の女性との恋を話していますが、遠くてよく聞こえないオテロはデズデモーナとの恋話しと誤解しています。
そのうち、イアーゴが仕込んだデズデモーナのハンカチを取り上げ、イアーゴをからかいますが、オテロはすっかりデズデモーナとの不倫の証拠を見たと確信してしまいます。
そしてイアーゴがカッシオを殺し、オテロはデズデモーナを殺すことにします。
イアーゴの策にのるオテロ
そのうち、使者が来てオテロのヴェネツィアへの帰還が決まり、後任はカッシオになったと告げます。
嫉妬に燃えるオテロはデズデモーナを殺します。
1803 年の劇オセロとデズデモーナ。第五幕第二場。
そこへ「カッシオがロデリーゴを殺した!」と声が聞こえてきます。
イアーゴに殺人を頼まれたロデリーゴは返り討ちにあったのです。
人々がオテロのもとへやってくるとデズデモーナが殺されているのを発見します。
イアーゴの妻が「夫がハンカチを取り上げ、仕組んだ。」と話し、オテロは絶望し、自らの身体に剣を刺し、デズデモーナに接吻を求めつつ絶命します。
デズデモーナがオテロに責められ、死を予感しながら歌う
「柳の歌」
The poor soul sat sighing by a sycamore tree,
哀れな娘はサカモアの木のそばに座り、ため息をつきました。
Sing all a green willow:
歌って、みんな、緑の柳よ
Her hand on her bosom,her head on her knee,
胸に手を当て、頭を膝において
Sing willow,willow,willow:
歌え、柳、柳、柳
The fresh streams ran by her,and murmur'd her moans;
清い流れが、嘆きを低く呟く、彼女の傍を、
Sing willow,willow,willow;
歌え、柳、柳、柳
Her salt tears fell from her,and soften'd the stones;
塩辛い涙が滴り、石さえも柔らかにする
Sing willow,willow,willow;
歌え、柳、柳、柳
Sing all a green willow must be my garland.
歌って、みんな、緑の柳は私の花輪よ
I'd called my love false love,but what did he say?
恋人を不実だと私は呼んだの、そしたら彼はなんて言ったと思う?
Sing willow,willow willow,
歌え、柳、柳、柳
If I court moe women,you'll couch with moe men!
俺が女たちと遊ぶなら、お前もたくさんの男たちと寝ればいい!