今日は風がなんだか昨日と違うと思ったら、台風が近づいていたんですね。あちこちで大雨を記録していて心配です。明日はこの辺りでも雨かな?
サウンドオブミュージックをヘルマンハープとフルートでやれるように編曲しようと、参考に音源をyou tubeで探していたら、出てくるわ、出てくるわ。舞台、ポップス、クラッシック、ドイツ、スウェーデン、アメリカ、たくさんのヴァージョンが…本当に、この曲は世界中の人々にジャンルを越えて愛されているんですね。
懐メロのように思っていたけれど、今も生きている曲であることを発見・・・て知らなかったのは私だけ?私もうすうすはそうだろうと思っていましたが、いや、これほどとは。
大切に演奏しなければ。
サウンド・オブ・ミュージックはオスカー・ハマースタイン2世作詞、リチャード・ロジャース作曲により1959年に創られたのミュージカルの金字塔です。リチャード・ロジャースはオクラホマ、回転木馬、南太平洋、王様と私などを作曲し、一時代を画しました。
マリア・フォン・トラップの自伝を元に創作されましたが、7人の子どもたちとの楽しい交流、貴族と、孤児の元修道女の家庭教師との結婚。ナチスからの逃亡。など、事実に基づいていることもありますが、経済的に破綻し、「トラップ聖歌隊」と言う名前でアメリカに渡る前からヨーロッパを回ったこと。夫のゲオルグは歌わなかったこともあります。歌は、始めはトラップ聖歌隊と言う名前で賛美歌ばかりを歌っていて、アメリカに渡って興行主にいわれて、他の曲も歌うようになりました。服装を派手に変えるだけでもマリアと子どもたちは抵抗があったそうです。
私が印象に残っているのは、マリアが結婚する時身分違い、年齢違い46歳と20歳なので、城の雇われ人たちから、出来ちゃった婚だと思われていたこと。7人の子どもたちはとてもいい子たちで、優秀だったのに、アメリカに渡って生まれたマリアとゲオルグの実子3人はわがままで困ったとマリアが書いていることなどです。
夫は1947年には亡くなり、その後もマリアは苦労しています。ミュージカルも版権を売り渡してしまい、映画の収入も経済を支えられなかったそうです。自伝と、興行収入でなんとかしのいでいたそうです。
ハリーポッターのローリングもそうですが、子どもを抱えたシングルの母親の力は、時には世界を変えることもあるような気がします。子どもの幸せ、子どもの笑顔が、母親が世界のポジティブな力を信じることを支え、暖かな作品を生み出させ、多くの人に、人を信じることや、前向きに生きることの価値を伝え続けているような気がします。
マリアは1987年に亡くなりましたが、最後はバーモント州ストウに住み、自給自足のつつましい生活を送っていたそうです。派手なことを好まず、子どもたちを愛した彼女らしい生活を送って生涯を終えたと私は思っています。
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