音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

4大元素カオス

2025-01-13 21:00:00 | バロック
連休中日、さすがに家で過ごしました。
やることはいっぱいあります。
ハープの発表会が19日にあるので練習もあるし、フルートは何曲も持っています。
次男は休日出勤、おまけに夜勤。
インフルエンザでお休みする人が出て
代わりに出勤。
インフル増えているようです。みなさんも気をつけてくださいね。
昨日行った近江八幡市の八幡堀。
日牟禮神社の鳥居の横から入れますが、今回は橋の上から左右を見るだ。



ここに来たらこれを見なくちゃ帰れません。
そう言ったら
車を少し停めて『待ってるから撮っておいで。』と夫が言ってくれました。

八幡堀の現在の文化的景観は1585年(天正13年)豊臣秀次(1568-1595年)秀吉の甥

が八幡山城を築城し、城下町を建設したことを起源として形成されました。

豊臣秀次は安土城下などから商人・職人を呼び寄せるとともに、西の湖を経て琵琶湖に至る八幡堀を開削しました。

昨日ロープウェイで昇る時に見えた西の湖

1595年(文禄4年)八幡城は廃城となったものの町は残され、この地を根拠地とした近江商人は八幡堀の地の利を活かして商業を行い、町は江戸時代を通じて繁栄しました。

近江八幡の商家町(日牟禮八幡宮境内地、八幡堀を含む)は、近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。

戦後汚染が進んで埋め立て計画も持ち上がりましたが、1975年商工会の青年会議所が埋め立て反対を表明し、自主的に清掃をし署名を集めます。
『よみがえる近江八幡の会」が設立され、4年にわたる清掃、掘削工事を経て景観を甦らせます。

ジャン=フェリ・ルベル(Jean-Féry Rebel, 1666- 1747年)フランス帝国パリ生没


フランス盛期バロック音楽の作曲家・ヴァイオリニスト。

ルベルは、ルイ14世

の私設礼拝堂のテノール歌手、ジャン・ルベルの最も有名な子供で、幼いころからバイオリンの天才として活躍しました。

後に彼は、偉大なバイオリニスト、歌手、指揮者、作曲家であるジャン=バティスト・リュリ
の弟子になりました。

1699年、33歳でルベルは王立音楽アカデミー(オペラ座としても知られる)

の第一ヴァイオリン奏者となりした。

1700年にスペインを訪問。 
1705年に帰国後まもなく、宮廷楽団の一つ「王の24人のヴァイオリンLes Vingt-quatre Violons du Roy」に入団しました。
 
1716年に音楽長に選ばれました。

1726年に宮廷で最も重要な役職は室内楽作曲家で、その称号を授かりました。
ルベルはルイ14世の宮廷作曲家やアカデミーの音楽長を務め、コンセール・スピリチュアルを指揮しました(1734~1735年)。


1865 年のチュイルリー宮殿。中央パビリオンの 2 階でコンサート スピリチュエルが開催されました。
ルベルはイタリア風のソナタを作曲した最初のフランス人音楽家の一人です。
彼の作品の多くは、複雑な対リズムや大胆なハーモニーなど、当時の聴衆にはあまり理解されなかった独創性に富んでいます。

彼の作品『ダンスの特徴』は、フランスの伝統であるダンスと音楽を融合させ、革新的な韻律の発明を提示しました。

この作品は人気があり、1725年にロンドンでゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの指揮で上演されました。
ルベールは師に敬意を表して『リュリ氏の墓』(文字通りには「リュリ氏の墓」、比喩的には「リュリへの賛歌」)を作曲しました。

ルベルの作品のいくつかは、振り付けされた「交響曲」と評されています。

彼の最も大胆なオリジナル作品の一つに、世界の創造を描いた「Les Élémens(4大元素)」があります。

4大元素
1.Le cahos(彫刻された楽譜からの綴り)または混沌
L’Eau - L’Air - La Terre - Le Feu [00:00​]​

この楽章はダンスのない器楽作品です。「Le cahos」は、聖書の創世記の創造物語に記述されている世界の創造の 7 日間を示す 7 つの部分に分かれています。不協和音のクラスターで始まります。

フルートの「l'eau」(水)は下降する旋律の動きで表現され、その後、規則的なジョイント値で徐々に上昇する。ピッコロの「l'air」(空気)は高い B♭ トリル(音楽)で表現される。これは、高いジャークで表現されるバイオリンの「le feu」(火)と同時に発生する。第 2 カオスの最後のテーマはベース楽器の「la terre」(地球)で、次の小節では長い音符で表現される。これらのテーマは、次のカオスで展開される。より短い第 7 カオスは、一般的にはより穏やかで、以前のカオスのようなハーモニーやリズムの不規則性がなく、ニ長調の長い終止音楽で終わります。

2.ルールI: 大地と水
3.シャコンヌ:火
4.暴走: 空気 
5.ロシニョール 
6.ルーレ II 愛の空気 
7.タンバリンI & II 水
8.シシリエンヌ ロンド:愛の歌
9.カプリス

冒頭の「Le Chaos」は驚くほど現代的です…というか、私は度肝を抜かれました。
本当にバロック時代に書かれたのか?!
本当は八幡堀に因んで『水』を取り上げようと思ったのですが、これを聞いて第1番『カオス』