音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

エマニュエル パユマスタークラス②

2017-12-08 21:27:58 | レクチャー、マスタークラス

約束通り、エマニュエル パユ公開マスタークラスの2曲目。
今日はマルタンのバラードです。

パユ氏は、カデンツァを見てみることにします。

カデンツァの初めのフェルマータは、長く取りましょう。
オペラ歌手のように、彼らは私ってすごいでしょ。という感じで伸ばします。

moderatoのp、ppを守りましょう。
174小節目からはカラーを変えて、178小節目にやっとf
188小節目のpはデリケートに演奏しましょう。

Lentoの前の1小節の8分音符でテンポをピアノに示しましょう。
ためらいながらか出て、息のスピードを保って、緊張感を維持しましょう。

息継ぎは喉の奥を開いてAの口で、音を立てないで。

アポジャトゥーラ(倚音)と解決音の場所を毎回忘れないで、

低音のdim.は、吹くのを絞るのではなく、息をかける、右手をゆっくり前に押し出していくと、肺が開いて安定した音で吹けます。

7連符と後の四分音符のタイは、自然にcrescになるので、無理に大きくしなくていい、223小節目のGまで待ちましょう。

231小節目から、ハーモニーと解決音を考えましょう。
236小節目から、リズムによるプログレ(ロックから生まれた、前衛的、進歩的な音楽)
リズムを刻むピアノを聴きましょう。フルートはそれに乗る感じ、ボブスレーのように。

マルタンはこの曲を尋常じゃない状態で作曲しました。
イライラ感、プラス興奮、正気の沙汰ではない。極限の状態を表現しましょう。

全体に肩を下げて、開いた音で、肩をあげすぎると、肺が締まって音が閉じてしまいます。
開かれた音で演奏しましょう。

三人目はオーケストラスタディ。
また、来週。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿