音楽の喜び フルートとともに

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建碑式

2023-05-06 21:35:00 | 古典
今日は、父のお墓の建碑式をしました。
母の兄、従妹弟、妹家族、私の家族が集まってお墓に父のお骨を納めました。
紫露草


待宵草

平戸ツツジ

車輪梅が周りに咲いていました。
「ずっと一緒にいたから、少し寂しい。」と、母は言っていました。

その後、ゆっくり会食をして、いとこたちに会えて楽しかった。
なぜか、飼っていたペットの話になって、犬や猫、ひばり、ジュウシマツ、インコ。
戦時中も「可愛そうだ」と祖母が捨て犬や捨て猫をひらってきては飼っていた。その子孫なのでみんないろんなものを飼ってきています。
私が小三の頃、捨てられていた柴犬の雑種を家の離れに隠したことがあります。
学校に行って帰ってきたら、母がカンカンに怒っていて…。
野良犬なので畳の上に上がって、大暴れ、うんちやおしっこをそこら中まいて大変なことになっていたのでした。

それでも、飼いたかったけれど、だめというので一匹は従妹の家にもらわれて、後一匹は逃げてしまった。

小さくて可愛かったのに、従妹の家に行ったら私の背より大きな犬が、ドーンと喜んでしっぽを振りながら、押しかぶさってきて、びっくりした。

そんなとりとめのない話をして、長い時を一緒にしてきたことを確認して。

お父さんのお陰で、また、親戚との楽しい時間を持てたことをうれしく思いました。

ウォルフガング アマデウス モーツァルト(1765ー1791年)神聖ローマ帝国ザルツブルク大司教領ザルツブルク生まれ、神聖ローマ帝国オーストリア大公国ウィーン没

父、レオボルト モーツァルトは哲学や歴史を納めるために大学に行きましたが、途中から音楽家に転じたという経歴を持ちます。ザルツブルクの宮廷作曲家、バイオリニストでした。



母はアンナ マリア ベルトル


で7番目の末っ子としてウォルフガングは生まれました。

他の5人は幼児期に死亡し、唯一、5歳上の姉マリー アンナ(愛称ナンネル)だけがいました。

父は息子が天才であることを見出し、幼少期から音楽教育を与えました。
3歳の時にチェンバロを弾き始め、5歳の時に現存する最古の作品が作曲されました。(アンダンテハ長調ケッヘル1a)
11歳頃の作曲譜も発見されました。

父と共に音楽家としてザルツブルク大司教ヒエロニムスコロレド伯

の宮廷に使える一方で、何度もウィーン、ロンドン、イタリア各地に大旅行を行いました。これは神童の演奏を披露したり、より良い就職先を見つけるためでしたが、どこの宮廷でも就職活動に失敗します。

「聖墓の音楽」K.42(32a)
は、ザルツブルク大司教の依頼により4月17日の聖金曜日に上演する目的で作曲された受難カンタータ(パッションカンタータ)です。

全ての曲にレシターティーボがついています。この作品はジャンル的にも用途的にも独特の位置をしめています。

デーモン リトリッヒは次のように解説しています。

「ドイツ語による受難カンタータです。この作品は少なくとも中世以降、広くを行われていた慣行である「セポルクロ」といえます。セポルクロとは聖週間(復活前の一週間)に絵画または立体の形に作られた聖墓(復活するまでキリストが横たわっていた墓を表す)を教会の付属礼拝堂が主催団の脇にしつらえ、その前で捧げられた祈祷のことを言います。セポルクロはもともとキリストの生、死、復活を扱った神秘劇という形で行われていましたが、バロック期にはサクラ ラプレゼンタチィオーネと呼ばれる神秘劇となり、もっと後には非舞台的な音楽であるオラトリオやカンタータとなっていきました。」

ロンドンの法律家兼自然科学者であったバリントン卿(Daines Barrington, 1727-1800)により、

「作曲にあたって、大司教は11歳の少年が作曲するとは信じられず、彼を1週間の間、僧院に閉じ込め、この間誰にも合わせずに五線紙とオラトリオだけあたえて1人にしておきました。この短い期間に彼は非常に素晴らしいオラトリオを作曲し、これは上演されて誠に激しい拍手喝采を得たものでした。」
と書かれています。

ザルツブルク大聖堂
1.私はどこにいるのだろう? (バスのレチタティーヴォ)
2.岩よ、口を開け (バスのアリア)
3.愛する霊魂よ (ソプラノのレチタティーヴォ)
4.この胸を眺めて、私に問いかけて (ソプラノのアリア)
5.おお天よ! (バスのレチタティーヴォ)
6.イエスよ、私は何をして (ソプラノとバスの二重唱)
7.おお、称賛に値する思い! (ソプラノのレチタティーヴォ)
8.イエス、まことの神の子よ(合唱)

6.7.8がYou Tubeに投稿されています。



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お墓参り (takan32)
2023-05-06 10:00:59
久米さんへ、私の登山のブログにいいね!をありがとうございます。
お墓も音楽大好き、という感じになっていますね。(^^)
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粋ですね ()
2023-05-06 13:10:00
お墓と言えば、静寂の中にたたずむと言う
印象なのですが、周辺の墓石も賑やかになりそうな墓石銘で素晴らしいですね・・
お墓に眠るお父さんも、日々楽しく過ごされておられることでしょう。
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粋ですね ()
2023-05-06 13:10:42
お墓と言えば、静寂の中にたたずむと言う
印象なのですが、周辺の墓石も賑やかになりそうな墓石銘で素晴らしいですね・・
お墓に眠るお父さんも、日々楽しく過ごされておられることでしょう。
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Unknown (1948219suisen)
2023-05-07 02:06:21
素敵なお墓ですね。

この記事で、ご親戚一同、動物に優しいご様子に心打たれました。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-05-07 22:39:38
@takan32 さん、そうなのです❣️
音楽を好きで、支えてくれた父でした。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-05-07 22:51:51
鮎さん、ありがとうございます。
よく怒りもしたし子どもちしたら理不尽なこともあったけれど、前向きでユーモアがあって明るい父でした。
ホント、にぎやかにやってくれてると思います。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-05-07 22:54:50
@1948219suisen さん、ありがとうございます。
みんな動物好きですね。
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