枚方市役所に行って戸籍謄本を取りました。
駅前で「月曜から夜更かし」で今週紹介された疑惑のショパンが聞けないか?と思いましたが、音楽を待つ時間は無く、代わりにカリヨンの前で懐かしい人に会いました。
コロナで昨年会うはずだったのが飛んで、本当にお久しぶり。
立ったまま、少し話して、
「元気でいて下さいね。」と別れました。
貴重な時間でした。
次はいつ会えるのでしょうか?
今日はリアルレッスン。
見えにくいアクリルシート越しのレッスンも慣れてきました。
アルテの最後の章、ガリボルディのエチュード8番です。
はじめの4小節のうちに8分休符が3つもあります。
休符は通常フレーズの終わりを示します。
しかし前の2つの休符は明らかにフレーズの終わりではありません。
では、この休符にはどんな意味があるのでしょう?
休符無しで、8分音符を4分音符に伸ばして演奏してみましょう?
どんな感じでしたか?
今度は、休符を戻して演奏してみましょう。
どんな感じでしたか?
休符とある時と無い時はどんな違いがありますか?
スラーはレガート、しなやかさや優雅さを表現することが多いです。
スタカートは軽快さを表します。
では、休符は?
最後の音のpppの後に着いている休符は?
お客様はシーンと静まりかえって曲の余韻を細心の注意と緊張を持って聴いています。
空間があった後に、緩んで拍手。という感じです。
音が流れているときは、緩和。
休符は緊張。
さてガリボルディに戻りましょう。
休符が緊張だとすると、ここの休符はフレーズの途中なので、そんなに大きな緊張ではなく、次の音に入る前の軽い引っ掛かりという感じです。
この引っ掛かりで、聴いている方は「うん?」と耳をそばだててしまいます。
そこに次の音が鳴るので、よりこの音が強調され、音が出たときの解放感が高まるのです。
これが続いていた場合、あるいは8分休符では無く、4分休符でもこの緊張感は出ません。
次の音に向かって、一瞬キュッと止まるので効果があります。ゆっくり一拍止まってしまうとフレーズまで止まってしまいます。
休符は緊張、それとフレーズの方向性の中で休符を取ることを考えると、効果的に休符の後の音を聴いてもらうことができます。
お試し下さい。
4小節の中に8分休符が3つもあります。
音階が下がって休符、上がって休符、タイで休符、難しいですね。
勉強になりました。😀
参考にして頂けると嬉しいです。