音楽の喜び フルートとともに

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バルトーク

2013-06-25 21:58:36 | 音楽

サワアジサイ。日本の紫陽花の原種だそうです。近畿の梅雨明けは7月21日頃だそうです。ちょっと、梅雨らしくなってきました。

今日午後は、京都でフルートを教えているIさんと、フルートデュオの練習。
昨年、暮れに合わせて以来、ご無沙汰でした。

曲は、バルトークの44のヴァイオリンデュオの中の曲を18曲、選別してフルートに編曲されたものです。
ハンガリーの民族音楽を収集したりしていたバルトークの曲は、民族色たっぷり。
そして、言うまでもないことですが、ヴァイオリンの特色豊かな曲。

音域は同じですが、ヴァイオリンは、弦楽器。弦をはじいたり、こすったり、時には叩いたりして、音を出します。

フルートは叩くことも、はじくことも、こすることもできません。ただただ、息を吹き入れることで、それを表現するだけ。しかも、口と歌口まで距離があり、どんなに工夫しても、音の立ち上がりが、鋭くはありません。

民族色は、豊かということ言うことは、ソフィストケイトされた丸い優雅な音色を使うより、より野趣あふれる擦弦の神経にちょっと引っかかる音を多用しているということです。

それをフルートで表現するとなると、さて、どう料理するか?

アクセントをよりアクセントに、ルバートをよりルバートに、テヌートや、ピチカートを、いわゆるフルート的な音楽記号のテヌートや、ピチカートではなく、半ばアクセントに近い解釈で演奏すること、

そして、民族音楽となると、踊り。リズムがはっきりと出るように、拍をより意識。

そう言う感じで演奏したいですが、今日は合わせ1回目ということで、まず、縦の線を合わせることから。

フルートで表現するのは、困難だけど、おもしろい曲だっていうことがわかってきました。
ところで、ハンガリー民族を愛したバルトークは、父ルーマニア生まれ、母スロヴァキア生まれって知ってました?
ハンガリーという国は、国境線がめまぐるしく変わった国。ドップラーもそうでしたが、自分はハンガリー人であると認めると仕事がしにくかったりしました。
1940年には、アメリカに移住せざるを得なかった。

フルートの曲を書いてくれなかったおかげで、ほとんど勉強したことの無かったバルトーク。
ドップラーや、ポップとは、違った方向から、ハンガリーを見ることになりそうです。
勉強は始まったばかり。楽しみです。






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