近所のノウゼンカズラが咲くと、夏がやってきた気がします。
今日は午後、梅田でレッスン。
バッハの無伴奏ソナタBWV1031の2楽章。
もっと、音楽の形、何を表現したいのか?
ただ吹くだけじゃだめ。もっと、考えて。
「わからない?」って顔してるね。
「わからない?」と、思った瞬間、思考停止になってるでしょう。
そうやって止まっている暇があったら、だめな吹き方も、やり方も音楽にはない。音はどんな音でもつかえるんだから、いろんな方法を自分でやってみるんだよ。
「どうやったらいいんだろう?」って顔に描いてあるよ。
僕は前は、「どうしたらいい。」って教えていたけれど、後で聞いたら、ほとんど残っていない。それより、自分で考えたことの方が残るんだよ。だから、もう教えない。
曲をさらうだけでなく、その曲の音と音の連結を考えながら、トレモロばかり2時間。
タンギングを舌の位置をいろいろに試しながら、同音を刻みながら5分。
フラッタータンギングは、タンギングをする舌のコントロールのための練習にとてもいいから、何分も楽に続けられるように練習すると良いよ。
音を良く聴いて、同じやり方ばかりでなく、いろいろな位置や形で、悪いといわれるやり方も一度は試してみるんだよ。
そうしないと自分で理解できないからね。
練習しているのに、レベルが上がらない時には、そういう練習が足りないんだよ。
考える練習。
バッハをするんだったら、他のバッハの曲をいろいろやってみて血肉にしていくんだよ。
こういう風に吹くもんだと、初めから決めて吹いたら、おもしろくないよ。
自分で考えて吹いていると、吹きながら、インスピレーションが湧き上がってくるんだよ。感性が大事だよ。
ガンガン曲を練習していると、集中しすぎて、視野が狭くなって、置き去りになっていることがたくさんでてきます。ちゃんと考えて、さっさと練習しよう。
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