音楽の喜び フルートとともに

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白夜

2023-05-02 21:02:00 | ロマン派
月曜午前中、塚口、T-raumで、ハープレッスンでした。

お昼寝の邪魔しました。
不機嫌な猫さん。










t-raumも花盛り。
7月の発表会に向けて練習中。
ペダル使いが課題です。
下手でもハープの音は癒やされます。
今日はまっすぐ帰還。

ピョートル イリイチ チャイコフスキー(1840〜1893年)ロシア帝国ヴォトキンスク生まれロシア帝国サンクトペテルブルク没。

1866年チャイコフスキー
の1875-1876年月刊誌「ヌーヴェリスト」の詩人とのコラボ企画のピアノ楽譜。

5月は「白夜」(5月の夜)

「四季」12の性格的描写 op37aの一曲です。

5月はアファナーシィ フェート(1820ー1892年
ロシア帝国オジョール州ムツェンスク生まれ、ロシア帝国モスクワ没

詩人。彼はロシア貴族シェンシンとドイツ人女性シャルロット フェートの間に生まれます。
ところがダルムシュタットでルター派の儀式によって結婚したために、ロシアの法律では嫡出と認められず、
私生児の取り扱いを受けることになります。
52歳になるまで父の姓を名乗る権利も利益も得られなかったそうです。

4歳になるとドイツ系の寄宿学校に入れられ、1838年モスクワの寄宿学校へ転校。
モスクワ大学に入学し、法律と言語学を学びます。1844年に大学を卒業。ウクライナのヘルセンで騎兵連隊の士官となります。
クリミヤ戦争(1853-1856年)の時にはエストニア沿岸を守護する任務についていました。
1853年からツルゲーネフに誘われて「同時代人」に参加し、レフ トルストイとも知り合います。
1857年に結婚し、6年には軍を退職してモスクワに戻り、その後は故郷で晩年を過ごします。

ロシア文学界において、現代問題や社会問題について反動的な立場から発言し、詩を現実からの逃避の手段と考えていました。

ギリシャ芸術の静的な詩を賛美し、自然音楽、恋をたたえ芸術史上主義者として詩を書きました。
チャイコフスキーだけでなく、リムスキー= コルサコフ.ラフマニノフなどの音楽家に歌詞として採用されました。

白夜
素晴らしき夜!
全てを包み込むやすらぎ!
この北の故郷に感謝しよう!
氷の王国から吹雪と雪の王国から
かくも新鮮で清澄な故郷の5月がやってくる

白夜って日本に居ると想像するしかないですが、

サンクトペテルブルクの白夜 5月末 午前3時

サンクトペテルブルクの白夜 5月末 午後11時
緯度の高いロシアでは一日中ほぼ日が沈まない時期があります。
5月から7月の短い夏の間「白夜祭」が開かれ、バレエや音楽を楽しみます。
「白夜」というのは、おそらくロシアの人たちにとって夏の訪れのように感じられるのでしょう。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (doremideasobo)
2023-05-02 09:42:41
いつも楽しく拝読しています。
ちょうど「四季」の本を勉強していたので、嬉しくてコメントしました。白夜について、とても参考になりました♪
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Unknown (Tristan)
2023-05-02 14:12:48
チャイコフスキーの四季はいいですよね~。
どの曲もみんなすばらしい。
ありがとうございます。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-05-06 02:26:22
@doremideasobo さん、いつもリアクションありがとうございます。
お教室の様子、工夫されていて素晴らしいです。
「四季」を読まれているのですね。
専門家に参考にされるなんて恐縮です。
でも、励みになります。
ありがとうございます💖
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-05-06 02:27:41
Tristanさん、チャイコフスキーの四季、本当に素晴らしいですよね〜。
いつもありがとうございます。
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