音楽の喜び フルートとともに

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ラック ザビエルマスタークラス

2017-10-23 21:38:13 | レクチャー、マスタークラス

台風が去りましたが、午前中、この空。
被害に遭われた方のお見舞い申し上げます。

午前中、病院に行く母の代わりに、父を見に実家に行きました。
その時の空です。

今日、夜8時からドルチェ楽器さんでラック ザビエル先生のマスタークラスを受講しました。

夕方から出たにも関わらず、まだ台風の影響が残っていて、京阪は3分遅れでしたが、早めに出たので、余裕で間に合いましたが、JR神戸線はメチャクチャだっらしいです。楽器屋さんが心配されてメッセージくれました。

曲は、タファネルの「魔弾の射手ファンタジー」
ガチガチに緊張していましたが、なんとか初めのところを演奏したら、まず、立ち方。
左足を少し前に出し、しっかりと立つ。

先生は、楽器を構えて「背中を押して見なさい。」と言われたので、ちょっと押すと「もっと強く!」 力を入れると、「もっと!」最後には思いっきり両手で押しましたが、ビクともしません。

そして、足は膝を固定するのではなく、柔らかくして立つ。
楽器は、背中を真っ直ぐにしたまま、構えます。
左手だけで、楽器を演奏出来るように持ち、右手は、ほとんど力を入れません。

息がうまく使えることが大事です。

さて、魔弾の射手の初めの装飾音符のついた3つの音、音の方向性を大事に。
次のカデンツァのオクターブの動きは、下の音が大切。
しっかり、下の音が出るように、ゆっくり練習しましょう。

2つ目のカデンツァは、音の動きを大事にしっかりと歌いましょう。
下からのスケールも速くし過ぎずに、テンポをメトロノームでとって練習しましょう。最後の4つの音が大切です。

タファネルは、パリ管弦楽団のオペラの指揮者としても活躍していました。

この曲の小節の隅々まで知っていてこの曲を作曲しています。

もちろんフルーティストでもあったので、超絶技巧でもありますが、アダージョからのモティーフは、クラリネット。ぜひオペラを聞いてください。

ノンビブラートで、初めのソの音に少しビブラートをかけます。

8分の6は、アレグレットですが、全てをモティーフの空気感の中で演奏しましょう。
グラチオーソの空気です。

poco piuからもグラチオーソです。
装飾音符を優雅に、スタカートの音形は、ゆっくりタンギングをしないで、お腹できるスタカートで練習しましょう。

Ⅰ°Tempoの5小節目からの形はタイの音を長くし過ぎず、次の16分音符はドシ、シドソを一括りにするとtempoが取りやすくピアノとあいます。

8分の9の1小節前のアクセントは、柔らかな音で。
次のカデンツァは、下に向かってクレッシェンドは息をたっぷり入れる。
andante quasi allegrettoからのモティーフは、チェロです。
オペラを聴いて、ビブラートの参考にしましょう。

息継ぎは、書いてあるところでするのがいいですが、できなければ、音楽的なところでしましょう。
小節の頭の音の後で息継ぎが望ましいです。

a tempoからは、テーマの歌を支えるように演奏しましょう。

と、ここで時間切れ。
最後に
tempoをしっかりとること、どんな速いところでも音楽にするように。

ザビエル先生は、演奏する時に音楽と一緒にアグレッシブに動かれます。
その音楽の風圧に思わず後ずさりしそうになるのを踏みとどまっていると、身体がぽかぽかしてきて、私までエネルギーとパワーが出てきて、思わず力が引き出されて吹いてしまうような気がしました。

来年、タファネルの曲の入ったCDと本を出されるそうです。


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