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エマニュエル パユマスタークラス②モーツァルト

2019-11-13 22:24:21 | レクチャー、マスタークラス
エマニュエル パユマスタークラスの2曲目はモーツァルトの協奏曲第一番Gdur K313
受講生は去来川萌子さん。



Allegro maestosoで 演奏しましょう。
威厳に満ちて という意味です。
キャラクターを大切に チャラチャラせずにシンプルで大きな動き で

mollは落ち着きを持ってしっかりとコントロールを保って演奏しましょう。

アポジャトゥーラ 装飾音符の 前打音 は少し残す感じで 。(長くする というイタリア語から出ています。)

36小節目 落ちていく ところを繊細に
36 37が質問で 38からが回答です。

40小節目の八分音符のアルペジオ 上がるエネルギーで 短くスタッカートで
41は 落ちていく形で 少し長く 4拍目急がない。
46からマイナー 悲しく 悲しくメロディックで
47は 音は長く テヌート 水平に吹き続ける。
息はゆっくり。
50では 新しいmoll。
46では付いている付点が 50では ついていない。
モーツァルトの時代はトラヴェルソ で 音量の大小があまりつきません。
アーティキュレーションによって 表情の変化をつけましょう。
クヴァンツの本はアーティキレーションの参考にできます。
オーケストラ譜にも フルート譜にはついていない アーティキュレーションがつけられています。

ブレスについて ゆっくりとると テンポも遅くなります。
ブレスにストレスを感じると指回らなくなりますオーケストラがやっている あいだ 自分が吹く 前で1小節はブレスに当てましょう。

ピアノを聴いていれば よくわかりますか61小節目からまたmollです。
悲しい表現です。
64小節目からの下降形は 落ちてくる表現ですが活性化 します。
ゆっくり丁寧に練習しましょう。
スラーでくくった二つの音をしっかりコントロールされたテンポで 何日も。
難しいことがあると 問題の箇所を見つけて 息をサークルのようにゆっくりとゆっくりと なんでも練習しましょう。
ファ# ラ の音は 指がバラバラになりやすいです 左が早く 右がゆっくり動きがちです そういうところを見つけるのです。

66から69 は一つの フレーズで。

72 からmollは長く durは短く表現しましょう。
70から73は 一つのフレーズで。
77 はフレーズの終わりではありません。 この後は オーケストラとtutti で吹きたいです。
それがこの時代の トラディショナルであると思います。

81はメロディック下がり、上がるメロディです。
8485はそのメロディー のの発展形です。
104の音階は フレーズ半ばの 上昇形の音は大きくしてもいいけれども 後のものは大きくしない。
105アクセントにしないで宙に浮くようなサスペンションで。
114のアルペジオは ジャグリング。
mollは長めにメロディック
柔らかく舌は 口の歯から遠く。
スラーの方に アクセントをつけず、 スタカートの方を大事に。

モーツァルトは音階と アルペジオでできています。
本当に純粋な音楽です慌てないでしっかりコントロールしましょう。
126 ソミシソミと 音楽的な構築を考えましょう。

mollに行きたいdurと軽く柔らかいmoll。硬いdurとのせめぎ合い。

トリルは基本上から ミニマムなロジックを考えましょう。
135からの トリルがあっても メロディーを考えましょう 同じ形が続きますが 人間は同じことを繰り返しません 2回目同じことをするのはマシーンです。
バロック クラシック ロマンティック 全て人間的です。
145で出てくる 三連符 です。
オーケストラと一緒です。
バスの音だけではなく ちゃんと三連符で吹きましょう。
ここで時間になりました。


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