月曜は渡辺橋近くのサロン ド プリンシパルでフルートアンサンブル練習でした。
今日から、6月の発表会に向けてバスフルート、アルトフルートを入れた五重奏でアンダーソンの「ブルー・タンゴ」の練習と、「神戸エスカルとみなさん「田園」も練習しませんか?」と榎田先生のお誘い。
1803年ベートーヴェン
チェロ ニコラ アマティの門下生おそらくグァルネリ17世紀 (ボンのベートーヴェンハウス)
と600フローリン(貴族の秘書、執事、教師、役人の年収くらい)の年金をもらっています。また、彼の所有する家に下宿しています。
が亡くなりますが葬儀のためにボンに帰ることもありませんでした。
のレッスンを受けるためにウィーンに来ましたが、ハイドンは多忙でレッスンは受けられず。しかし、ベートーベンの人気は上がりつつありました。
を書き、自殺も考えました。
今日から、6月の発表会に向けてバスフルート、アルトフルートを入れた五重奏でアンダーソンの「ブルー・タンゴ」の練習と、「神戸エスカルとみなさん「田園」も練習しませんか?」と榎田先生のお誘い。
フルートオーケストラ版ベートーヴェンの「田園」を演奏することになりました。
「低音が厚い方がいいな。」と言われるので「私、バスフルート吹きたい!」と、言ってしまいました。
前からバスフルートを吹いている田中さん、アルトフルートの高橋さん。
高橋さんがバスフルートを持っているそうで借していただくことになりました。
廣阪さんはアルトフルートを持っているので、そのままお願い。
今川さんは2ndフルートに。
さて大阪メンバーだけで「田園」初見練習。
バスフルートはまだ来ていないので、コンサートフルートで、低音。
オクターブ違いなので読みやすいです。
驚きは、榎田先生、今日持参のコンサートフルート!
ルーダル カルテの円錐管。
たぶん1800年代のフルートに、象牙の頭部管を作ってもらって使っているそうです。
「爆音がするんだけどね。もう禁制品だから高いよ。」
たぶん1800年代のフルートに、象牙の頭部管を作ってもらって使っているそうです。
「爆音がするんだけどね。もう禁制品だから高いよ。」
「象さんは可哀想なんだけどね。なんとかならねえのかなぁ…。」と榎田先生。
そうでした。お琴の柱や爪、三味線のバチも象牙で、もうずっと前から国内にあるものを回しているだけで高いと母も愚痴っていました。
しかし、この象牙+ルーダル カルテが爆音!
これで1stを吹いてくださったら、音量も大きくぎゅっとしまったいい音!
後で試奏させてもらいました。
音が集まる感じで吹きやすい、そして
木管らしくやさしい音でした。
ルートヴィヒ フォン ベートーヴェン(1770ー1827年)新星ローマ帝国ケルン選定候領ボン生まれ、オーストリア帝国ウィーン没
1803年ベートーヴェン
1792年ウィーンに移ったベートーベンは人気が出て多くの貴族から演奏の招待を受けるようになります。ほとんどを無視していますが.後援者も得ています。
そのうちの1人カール リヒノフスキー侯爵
からイタリアの弦楽器一式
第一バイオリンニコロアマティの門下生1700年
第2バイオリンおそらく CF ランドルフィ18世紀
ビオラ ヨハン アントン ゲーラー18世紀後半
チェロ ニコラ アマティの門下生おそらくグァルネリ17世紀 (ボンのベートーヴェンハウス)
と600フローリン(貴族の秘書、執事、教師、役人の年収くらい)の年金をもらっています。また、彼の所有する家に下宿しています。
その頃父ヨハン
が亡くなりますが葬儀のためにボンに帰ることもありませんでした。
ハイドン
のレッスンを受けるためにウィーンに来ましたが、ハイドンは多忙でレッスンは受けられず。しかし、ベートーベンの人気は上がりつつありました。
1796年には同世代で最も評価される作曲家となっています。
プラハ、ドレスデン、ライプティヒ、ベルリンを旅行し、6ヶ月に及ぶ演奏会を行いました。
20代半ばより持病の難聴が悪化し、28歳には最高度難聴者となっています。
絶望から1802年(32歳)にはハイリゲンシュタットの遺書
を書き、自殺も考えました。
「私の脇にいる人が遠くの横笛フレーテの音を聴いているのに私にはまったく何も聴こえず、だれかが羊飼いのうたう歌を聴いているのに私には全然聴こえないとき、それは何という屈辱だろう」
「たびたびこんな目に遭ったために私はほとんどまったく希望を喪った。みずから自分の生命を絶つまでにはほんの少しのところであった。――私を引き留めたものはただ「芸術」である。自分が使命を自覚している仕事を仕遂げないでこの世を見捨ててはならないように想われたのだ。…」
「私の覚悟はできている。――二十八歳で止むを得ず早くも悟った人間(フィロゾーフ)になることは容易ではない。」
この前1800-1801年(30歳ー31歳)に書かれたのが「ヴァイオリン ソナタ第5番」です。
ベートーヴェンがどのような想いでこの曲を書いたのかわかりません。
しかしそののびやかな幸福感あふれる曲想から、「春」「スプリング ソナタ」と呼ばれています。
連れ合いが趣味でバイオリンを弾くのですが、この季節はよくスプリングソナタの伴奏を頼まれます。田舎の家で窓を開けて練習していると小鳥が集まってきて一緒に歌いますよ。バイオリンの音の波長が小鳥に好まれるのでしょうか、またこの曲の何かが、呼び寄せているのか?。小鳥や花に囲まれる良い季節になりましたね。
前橋汀子さんのリサイタルが大阪では毎年5-6月頃にあり、この2曲が2年ごとに入れ替わりでメインの曲でした。
奥さまと合奏される姿、窓辺に小鳥たちが集まって来て一緒に歌う様子が浮かんできます。とっても素晴らしいですね!
それに小鳥たちもベートーヴェンが好きなんて!
興味深いです。
いい季節になりましたね。
クロイツェル・ソナタはトルストイの作品のせいか、おとなしい淑女のように見えて情熱的というイメージで聞いてしまいます。
爽やかな春とは対象的ですね。