ノリタケの森ミュージアムのオールドノリタケ。
カストラート カール スカルツィ(1700-1738年)スカルラッティ、ヘンデルなどその時代の初演のソプラノは彼が務めました。
が禁止したことから、ようやくブームは終わりました。
豪華な中にどこか楚々とした風情のある陶器でした。
お花のせいかな。
大名の庭に痩せたり女郎花
正岡子規
白い女郎花オミナエシかどうか?
微妙ですが、黄色がオミナエシで白色が男郎花オトコエシという、話もありますが…。
なんだか日本文化を感じてしまいます。
1550年-1600年位ローマに起源があるカストラートは、去勢した男性歌手のことで、英語のcastratoは去勢するという意味です。
思春期前の男児を去勢することにより、変声期をなくし、ボーイソプラノの音域や声質を維持させようとしました。
身長や胸郭は成長し、骨格や肺活量は増え、女性ソプラノでは再現できない野性的な甘い声であったといわれていますが、これは科学的に証明されたことではありません。
カストラート カール スカルツィ(1700-1738年)スカルラッティ、ヘンデルなどその時代の初演のソプラノは彼が務めました。
イタリアを中心に流行し、1650年〜1750年ヨーロッパでピークになりました。
ナポレオンが禁止令を出しましたが廃れませんでした。
主にカトリック教会で継続していました。
教会内では女性は沈黙を保たねばならない。という規則があり、歌を歌うことは許されませんでした。
ほかにも教会内での演劇も、女性は演じることができず、配役が男性だけでは足りなかったことから、去勢された男児が必要となりました。
1878年ローマ教皇レオ13世
が禁止したことから、ようやくブームは終わりました。
7歳から11歳の男子を去勢したカストラートのピーク時は、イタリアで年間4000人で、それは徐々に貧困層に移っていました。
親の一旗揚げたいという欲望のために音楽教育もなく去勢されたり、イタリアの多くの音楽院は孤児院を母体にしていて幼い頃から聖歌を歌うアルバイトをさせられ、葬儀で歌う「少天使」として稼がされ、食事も充分に与えられないところもありました。
その現状に人道的理由によりレオ教皇
が禁止しました。
現在では去勢は行われず、なんらかの先天的理由で変声期をむかえなかった男性が、カウンターテナーとして女性のアルトからメゾソプラノの音域を歌います。
また、ソプラニスタはカウンターテナーの一種で女性のソプラノの音域を歌います。
ファルセットと呼ばれる裏声で歌うこともありますが、地声で歌うこともあります。
これは、現在のソプラニスタの歌声によるモーツァルトです。
映画『カストラート』を思い出しました。
ありがとうございます😊
私はまだですが、記事作成にあたって、いくつか動画を見ました。
当時の衣装、カストラート役の声の美しさにワクワクしました。
機会があれば観てみたいです。