音楽の喜び フルートとともに

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梅田でレッスン

2011-08-16 21:21:06 | レクチャー、マスタークラス

博物館にあった、活版印刷。
グーテンベルグが1445年頃に発明したと習ったけれど、実際にはそれまであった技術をまとめたということだそうです。
中国に、宋時代11世紀の印刷物が残っていて、朝鮮半島に1337年最古の活版印刷の原版が残っているそうです。この版をみると、この原版が全て手で彫られていたというのは、驚異的なことです。
いったい人類の進歩とは何なのか?これを見る限り、彫るという技術においては、人類は退化したように思えます。

今日は梅田でレッスン。
バッハのソナタAmoll。
決まりきったものを演奏するのではなく、いろいろ試すんだよ。
曲を全部さらうのではなく、一つのフレーズだけを千回練習してみてごらん。
そこに、何か魅力的なものが生まれるんだよ。
最後の方で、テンポが落ちると疲れてきたのかと思われるよ。曲があってるかどうかでなく、生き生きとした演奏ができるかどうかを、みんな聴いているんだよ。だから、自分自身が生き生きとしていなければ。

クーラウ ディベルティメント6番
曲のストーリーを考えて。イメージを持って演奏すること。
音色を考えて、そこに向かって吹くこと。
吹いてから悩んでたらだめだよ。

なおそうと言われたら、全部否定されたような気がするかもしれないけれど、そうじゃないよ。積み重ねは絶対にあるんだから、そこに乗せれば良いんだよ。

もっと良い演奏をする力が必ずあるから、言っているんだよ。

なぜ、そこで止まっているのか?練習しているのに突破できないのか?
それは自分で考える練習ができていないからだよ。
もっとよく考えて。


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