ひろの映画見たまま

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ブルガリア映画「ソフィアの夜明け」、閉塞感の中夜明けはくるのか?

2011-11-03 14:24:34 | 映画
ブルガリア、映画では聞いたことのない国だが、トルコの東、ギリシャの近く、ヨーグルトの国だ。

ずっと、東欧圏だったが今では、EUに加盟、経済危機にあるギリシャの隣だからどうなんだろう。

そんな異国の垣間見えるこの映画、実は東京国際映画祭でグランプリを受賞している。

まずスキンヘッドの高校生、彼はネオナチの暴力グループに属している。反抗期なのか、社会の閉塞なのか。

彼の兄は、離れて住んでいる、木工所で働いているが、芸術家なのだ。

その兄が主人公。

トルコ人家族が、旅行中ネオナチグループに襲われ大けがをする。そこに偶然通りかかる兄。そこではじめて、兄弟がめぐり合う。

そして、兄の恋愛。トルコ人の娘に一目ぼれ。

だが、二人の交際を嫌った娘の父親は家族を連れて、さっさとベルリンへ行ってしまう。

でも、ドラッグ中毒でもあった兄は、何か光を見出す。道端の老人を助けたりする。

ようやくソフィアにも夜明けが来るのか。

町の風景が映画に溶け込んで、彼らの気持ちを代弁する。

主人公を演じたフリスブリストフは、完成間近に亡くなったらしい。

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