ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「ラビットホール」、4歳の息子を事故で無くした夫婦の切ない物語。

2011-11-10 19:14:06 | アメリカ映画
まあ、楽しい映画ではない。

飼い犬を追いかけ飛出し事故で4歳の息子を亡くしてから8か月。

まだ傷いえやらぬ夫婦から物語は始まる。

妹の妊娠すら素直に喜べない妻。

夫は、息子の生前のビデオを見て懐かしんでいる。

二人は、同じく肉親を亡くした人たちの癒しの会に参加しているが、

神に救いを求める人たちと意見をことにするといって、さっさと帰ってしまう妻。

そして二人の夫婦関係は、妻の拒絶にあってしまう。

さらに、妻の母親にも長男を亡くした痛手があった。

ただ、物語は丁寧に描かれ、妻役のキッドマン、夫役のエッカートが好演し、二人の気持ちが痛いほどわかるように描かれる。

特に、後半まじか、夫婦の決定的ないいあいがすさまじい。

実際に、子供を亡くした人たちにとっては痛いほどわかるような映画だ。

そして、妻は、偶然会ったこどもの加害者との交流、家にある子供の遺品を片づけること、妹や親戚との出合いを通して徐々に癒されていく。

一方夫も、癒しの会で知り合った女性とドラッグをわけあい、危うい関係を予感させるが?

実に淡々とした映画だが、見終わった後も尾を引くじんわり感がある。語られるセリフに重みがある。
コメント
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