ひろの映画見たまま

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映画「まほろ駅前 多田便利軒」、お互いに傷を持つ二人が人々の悩みを解決する!

2011-11-19 17:33:23 | 日本映画
三浦しおんのベストセラーの映画化。

まほろ駅は架空の駅だが、ロケは町田市で行われた。

都会ではないが、田舎でもない東京近郊だ。

そこで便利屋を営む多田。30代の独身だ。

ひょっこり出会った中学時代の同級生。彼の指を怪我させた負い目からか、ついずるずる同棲生活(男同士)が始まる。

気の良い便利屋は、宣伝もせず、だが、求められた依頼はなるべく断らない。

で、チワワを預かるとか、そのチワワをもらいうけたキャバクラ嬢がからんえきて、小学生の塾への迎えとか、バスが間引きされていないかの調査とか、それぞれいわくつきの依頼がある。

キャバクラ嬢の男関係で、ヤクが絡んで、やくざっぽい人たちも出てきて、物語は面白くなる。

でも、あくまで中心は多田と仰天の物語。

一見合いそうにもない二人がいつの間にかよりを戻したり、

そしてもう一つの柱、二人の生い立ちと夫婦生活があぶりだされる。

それぞれが傷を抱えながら生きる、現代の都会を象徴しているような映画だ。

ただ、セリフが聞き取りにくいので、ちょっと聞き逃すと後半で生きてきたりするので、見過ごせない。気軽には楽しめないということ。

間が多く、それが物語に深みを持たせるが、どうかな?

瑛太と松田龍平が絶妙のコンビ。

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