1958年、木下恵介監督作品。
後に、今村昌平により映画化され、カンヌでパルムドール賞を受賞している。
これはもともと、深沢七郎が小説化したもので、中央公論新人賞を受賞、当時絶賛を受けたものだ。
木下恵介といえば、二十四の瞳のような抒情的な作品を思い浮かべるが、これはまたシリアス。
さらに、この映画、歌舞伎の舞台のようなセット主体の演出で、しかも大掛かりな山の風景もセットだというから驚きだ。
当時、カラー映画ので初めのころで、この映画にもその気配がうかがえる。
バックでは、浄瑠璃の音楽と語りが流れ、和風な感じがマッチしている。
それにしても、淡々と死を迎えるおりんの姿に胸を撃たれる。
歯を石うすで折ってしまうシーンや、山でしんしんとふる雪の中、死を迎えるシーンなど胸打つ場面も多い。
現代にもつながる老人の問題。これは永遠のテーマだ。
後に、今村昌平により映画化され、カンヌでパルムドール賞を受賞している。
これはもともと、深沢七郎が小説化したもので、中央公論新人賞を受賞、当時絶賛を受けたものだ。
木下恵介といえば、二十四の瞳のような抒情的な作品を思い浮かべるが、これはまたシリアス。
さらに、この映画、歌舞伎の舞台のようなセット主体の演出で、しかも大掛かりな山の風景もセットだというから驚きだ。
当時、カラー映画ので初めのころで、この映画にもその気配がうかがえる。
バックでは、浄瑠璃の音楽と語りが流れ、和風な感じがマッチしている。
それにしても、淡々と死を迎えるおりんの姿に胸を撃たれる。
歯を石うすで折ってしまうシーンや、山でしんしんとふる雪の中、死を迎えるシーンなど胸打つ場面も多い。
現代にもつながる老人の問題。これは永遠のテーマだ。