海堂尊はミステリー作家だが、この映画はミステリーというより、ラブロマンスの要素が強い。
不妊治療が専門の大学の助教でもある婦人科医が主人公。
妊婦の病院たらいまわし、手術過誤による裁判、人工授精の制限など、今話題の産婦人科にスポットを当てた、問題作だが、
むしろ力点は、彼女の勤務する産婦人科医院でのできごとだ。
そこには、4人の受診者がいるが、それぞれが問題を抱えている。
特に、ラスト近くのクライマックスでは、4人の患者それぞれが一斉に産気づき
当日は、台風で看護婦も来られず一大ピンチ。
そして帝王切開。それも2例。一例は双子、高齢出産。
迫力をもって出産シーンが描かれる。
医療現場の改革が中で声高く語られるが、そんなに言わなくても
この出産シーンの高潔さが、出産という大切な出来事をなんとかスムーズに行える世の中になってほしいと願うものだ。
テーマからすれば、人工授精の問題がクローズアップされそうだが、謎のままに終わらせたのが正解だろう。
主人公と後に大学教授になる男とのエピソードも、謎を残したまま幕となる。(推測はできるが)
不妊治療が専門の大学の助教でもある婦人科医が主人公。
妊婦の病院たらいまわし、手術過誤による裁判、人工授精の制限など、今話題の産婦人科にスポットを当てた、問題作だが、
むしろ力点は、彼女の勤務する産婦人科医院でのできごとだ。
そこには、4人の受診者がいるが、それぞれが問題を抱えている。
特に、ラスト近くのクライマックスでは、4人の患者それぞれが一斉に産気づき
当日は、台風で看護婦も来られず一大ピンチ。
そして帝王切開。それも2例。一例は双子、高齢出産。
迫力をもって出産シーンが描かれる。
医療現場の改革が中で声高く語られるが、そんなに言わなくても
この出産シーンの高潔さが、出産という大切な出来事をなんとかスムーズに行える世の中になってほしいと願うものだ。
テーマからすれば、人工授精の問題がクローズアップされそうだが、謎のままに終わらせたのが正解だろう。
主人公と後に大学教授になる男とのエピソードも、謎を残したまま幕となる。(推測はできるが)