ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「ジーンワルツ」、海堂尊同名の原作の映画化!

2011-11-26 18:04:19 | 日本映画
海堂尊はミステリー作家だが、この映画はミステリーというより、ラブロマンスの要素が強い。

不妊治療が専門の大学の助教でもある婦人科医が主人公。

妊婦の病院たらいまわし、手術過誤による裁判、人工授精の制限など、今話題の産婦人科にスポットを当てた、問題作だが、

むしろ力点は、彼女の勤務する産婦人科医院でのできごとだ。

そこには、4人の受診者がいるが、それぞれが問題を抱えている。

特に、ラスト近くのクライマックスでは、4人の患者それぞれが一斉に産気づき

当日は、台風で看護婦も来られず一大ピンチ。

そして帝王切開。それも2例。一例は双子、高齢出産。

迫力をもって出産シーンが描かれる。

医療現場の改革が中で声高く語られるが、そんなに言わなくても

この出産シーンの高潔さが、出産という大切な出来事をなんとかスムーズに行える世の中になってほしいと願うものだ。

テーマからすれば、人工授精の問題がクローズアップされそうだが、謎のままに終わらせたのが正解だろう。

主人公と後に大学教授になる男とのエピソードも、謎を残したまま幕となる。(推測はできるが)
コメント
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