ひろの映画見たまま

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映画「デンデラ」楢山節考の監督の息子が演出!

2012-04-29 17:58:57 | 日本映画
おススメ度 ☆
     老人映画の好きな人 ☆☆☆

「楢山節考」自身結構暗い映画だったが、人生の悲哀が描かれていた。

本作は、楢山に捨てられ、いったん死んだはずの女たちが、集団で新しい共同体を作っていたという話。

そこには、男がいない。(ちょっと参るね、老女ばかりの映画は)

浅丘ルリ子ほか、べてらん、昔活躍した人たちが、大勢出演している。なにせ、50人の大集団だ。

ただ、なぜか、原始時代の生活。ぼろをまとい、狩猟で取った動物たちを食らう。

そして、自然の風景ときたら雪山ばかり。雪景色もまんざらではないが、話が話だけに。

さらに、50人そろったから、村を襲って、姥捨てした男たちを皆殺ししようというのだ。

まあそこまではいい。(以下ネタバレ)





















そして結局、村を襲撃する前に、クマに襲われる。十分な武器を持たないため、次々と殺される。血まみれの死体に、ちょっと引く。

次は、雪崩の襲撃だ。そこで突然リーダーが雪崩の正面に立ち流されてしまう。村を襲う計画はなんだったのか?

さらには、熊との争い。これがアクションとして面白ければいいのだが、中途半端。

老婦人が、立ち上がり運命共同体をつくるたくましさまでは面白かったのだが?

それにしても、浅丘ルリ子ほか、草笛光子、倍賞美津子、山本陽子ら、ベテランの必死の演技に感心します。
コメント
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