おススメ度 ☆☆
浅田次郎原作の映画化。
終戦間近、フィリピンで、マレーの虎と呼ばれた山下大将が持ち帰ったとされる連合国軍最高司令官マッカーサーの財宝を、ひそかに山中の極秘穴倉に隠蔽する指令を受けた将校たち3人と、それを手伝った女子学生たちの物語。
この物語を、生き残った男が死に、もう一人の生き残りのばあさんが、息子と孫に話すことから物語は始まる。
一方、終戦後来日したマッカーサーがこのことを知ったという話を、当時通訳だった男にインタビューする話が冒頭にある。
実在の陸軍大将たちの名前が使われていたり、マッカーサーが登場したり、なにか、実話のようだが、実話ではないらしい。
かなりミステリアスな物語だ。(あとネタバレ)
この作業を手伝った、女学生たちを終戦の詔勅を聞いたすぐ後で、全員殺害するというショッキングな話まであって、がぜん興味がわくが、この映画、実話でないと知ってなえてしまう。
話の、そこここに無理があって、おまけに、現代の話が重きを置いて語られ、まして、女子学生たちの死骸がそのままに放置されているというおぞましい話だけが独り歩きしてしまう。
当然当時の状況で、集団自殺の可能性も考えられるが、少し無理があるようだ。
いずれにせよ、話が分散化して、思ったほどの感動を呼ばない。
浅田次郎原作の映画化。
終戦間近、フィリピンで、マレーの虎と呼ばれた山下大将が持ち帰ったとされる連合国軍最高司令官マッカーサーの財宝を、ひそかに山中の極秘穴倉に隠蔽する指令を受けた将校たち3人と、それを手伝った女子学生たちの物語。
この物語を、生き残った男が死に、もう一人の生き残りのばあさんが、息子と孫に話すことから物語は始まる。
一方、終戦後来日したマッカーサーがこのことを知ったという話を、当時通訳だった男にインタビューする話が冒頭にある。
実在の陸軍大将たちの名前が使われていたり、マッカーサーが登場したり、なにか、実話のようだが、実話ではないらしい。
かなりミステリアスな物語だ。(あとネタバレ)
この作業を手伝った、女学生たちを終戦の詔勅を聞いたすぐ後で、全員殺害するというショッキングな話まであって、がぜん興味がわくが、この映画、実話でないと知ってなえてしまう。
話の、そこここに無理があって、おまけに、現代の話が重きを置いて語られ、まして、女子学生たちの死骸がそのままに放置されているというおぞましい話だけが独り歩きしてしまう。
当然当時の状況で、集団自殺の可能性も考えられるが、少し無理があるようだ。
いずれにせよ、話が分散化して、思ったほどの感動を呼ばない。