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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 中島監督の「下妻物語」

2012-04-18 18:46:25 | 日本映画
2004年作品。

どうも、きゃびきゃび女と暴走族女が趣味じゃなくて、公開時はスルーしていた。

中島監督では、「告白」を先に見ている。これはよかった。

で、やはり、ロリータファッションいのちとヤンキーな暴走族の二人の高校生が主人公。

ただ、冒頭、うならされる。西洋のお姫様にあこがれるとあって、そのアーティスチックなこと。さらに、幾何学的な漫画で物語ったり、テレビ画面で昔を語らせるなど、奇才と呼べばいいのか監督を。

出身が関西とあって、親父は関西弁丸出し。関西こてこて物語も登場する。

一方、下妻は、百姓地帯、折角のお姫様スタイルも、牛糞を踏んではおしまいだ。

親父が、ばったもん販売を始め、ベルサーチなど一流ブランドの偽物を、娘はインターネットで売りだす。

それを知って、ヤンキー娘が現れ、それからは二人の友情物語だ。

ところどころに、気のきいたセリフが出てきて、それなりに人生を語っている。

深田恭子と土屋アンナの絶妙な演技で、ド派手な演出を補っている。

脇を固める役者たちもくせ者ぞろいで、最後まで引っぱっていく。

終わり近く、大立ち回りがあり、これでスカッとするかもしれない。

ただ、まあ、ちょっと苦手な映画だ。
コメント
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