ひろの映画見たまま

映画にワクワク

フランス映画「風にそよぐ草」、80代後半のアラン・レネ作品。

2012-04-04 19:08:23 | 映画
おススメ度 ☆☆☆
      
アラン・レネも、もう90歳か。

それにしても、新藤兼人といい、映画監督は、年齢に関係ない。

実にこじゃれた恋愛映画。大人の恋愛だ。

ゆえに一筋縄ではいかない。

そこが、なんとも、ミステリアスで、展開が全然読めない。

そして突然てなことに。

初老の男性が、女性の財布を拾い、その中にあった飛行機の免許証を見て、心ときめく。

でも、彼、奥さんも子供もいるのにだ。

そして、不可思議な行動をしてしまう。途中で彼、すこし頭おかしんじゃないと、思ってしまう。

一方、女性も、靴を買って店を出た途端、カバンをひったくられる。そして、財布を拾ってくれた男性に、はじめは、無関心を装うが、なぜか気になり、また頭がおかしいんじゃないかと思う行動に、ミステリアス。

冒頭、ひび割れたアスファルトに草が息づいているシーンが、意味ありげだが、説明はない、見るものが感じるものだ。

ことほど左様、監督のお遊びというか、観客との謎解きだ。

この手法に引きずり込まれる人には、とても素晴らしい映画なのでは。
コメント (1)
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