1987年作品。
最近、デジタルマスター版が、劇場公開された。
若くして死んだ川島雄三の脂ののった作品だ。
日活が復活して3周年記念ということで、撮影所あげて力を入れた力作。
主役に、当時ドラマーだった、フランキー堺を起用。それが当たって、まことに器用に居残り屋を演じている。
脇にも、石原裕次郎、小林旭、二谷英明、芦川いずみなど、当時の日活を担っていた人々が。
女優陣では、南田洋子(最近、亡くなった長門裕之の妻で話題となった)と左幸子が劇中大喧嘩のシーンがあり、迫力がある。
物語は、「居残り佐平次」という落語を中心に、他の落語も絡めて、幕末の女郎屋を舞台に人生が描かれる。
一方、幕末の若き志士たちが女郎宿で決起するという、歴史物語でもある。
物語の主人公、佐平次は、金のないのに、女郎屋に上がり、散財して、あげく女郎屋の使い走りに居ついてしまうという話。
実に如才なくふるまう佐平次の人物像が、憎めずかといって、好きかと言われても。
テンポよく、いつも走っているような演出が、小気味よく最後まで付き合わせてくれる。
ただ、早口のセリフに聞きづらいところがあり、物語の展開が速いので、一度見ただけでは物語についていけない部分があり、ちょっとまいった。
最近、デジタルマスター版が、劇場公開された。
若くして死んだ川島雄三の脂ののった作品だ。
日活が復活して3周年記念ということで、撮影所あげて力を入れた力作。
主役に、当時ドラマーだった、フランキー堺を起用。それが当たって、まことに器用に居残り屋を演じている。
脇にも、石原裕次郎、小林旭、二谷英明、芦川いずみなど、当時の日活を担っていた人々が。
女優陣では、南田洋子(最近、亡くなった長門裕之の妻で話題となった)と左幸子が劇中大喧嘩のシーンがあり、迫力がある。
物語は、「居残り佐平次」という落語を中心に、他の落語も絡めて、幕末の女郎屋を舞台に人生が描かれる。
一方、幕末の若き志士たちが女郎宿で決起するという、歴史物語でもある。
物語の主人公、佐平次は、金のないのに、女郎屋に上がり、散財して、あげく女郎屋の使い走りに居ついてしまうという話。
実に如才なくふるまう佐平次の人物像が、憎めずかといって、好きかと言われても。
テンポよく、いつも走っているような演出が、小気味よく最後まで付き合わせてくれる。
ただ、早口のセリフに聞きづらいところがあり、物語の展開が速いので、一度見ただけでは物語についていけない部分があり、ちょっとまいった。