1969年作品。
この日本映画百選のとりをとるのは、山田洋次その人の「男はつらいよ」。1995年まで48作。息の長いシリーズものだ。
今回は、その第一作。監督38歳の作品。主演の渥美清、倍賞千恵子らもまだ若い。
晩年の作品に比べると、若々しい作りだ。
長いシリーズが続くだけあって、渥美清をはじめ、演技陣のうまさが、光っている。
20年ぶりに柴又に帰ってきた寅さん。
まず、妹のさくらの話。
見合いに行ってぶっ壊す話。
博との仲を、結局結びつけてしまう、ドタバタ喜劇。
さくらと博の結婚式。ここでは、博の父が泣かせる。志村喬が実にうまい演技。それにこたえる寅はここでは、まとめ役に。
もう一つの話は、午前様の娘。旅先で出会い、ひとめぼれ、柴又でもデートをしたりいい雰囲気。でも彼女には許婚が。
そして旅に出る。
以後のシーリーズのパターンを作った一作だ。
若さとうまさの混じった山田洋次渾身の作だ。会社に、失敗したら責任を取って辞めるとまで言って作った作品。さらに出来上がってしばらくオクラに。
放映後、山田洋次は、仕上がり試写で少しも面白くなかったが、劇場の反応が良くてほっとしたとのエピソードが語られた。
監督の心意気が伝わってくる。
この日本映画百選のとりをとるのは、山田洋次その人の「男はつらいよ」。1995年まで48作。息の長いシリーズものだ。
今回は、その第一作。監督38歳の作品。主演の渥美清、倍賞千恵子らもまだ若い。
晩年の作品に比べると、若々しい作りだ。
長いシリーズが続くだけあって、渥美清をはじめ、演技陣のうまさが、光っている。
20年ぶりに柴又に帰ってきた寅さん。
まず、妹のさくらの話。
見合いに行ってぶっ壊す話。
博との仲を、結局結びつけてしまう、ドタバタ喜劇。
さくらと博の結婚式。ここでは、博の父が泣かせる。志村喬が実にうまい演技。それにこたえる寅はここでは、まとめ役に。
もう一つの話は、午前様の娘。旅先で出会い、ひとめぼれ、柴又でもデートをしたりいい雰囲気。でも彼女には許婚が。
そして旅に出る。
以後のシーリーズのパターンを作った一作だ。
若さとうまさの混じった山田洋次渾身の作だ。会社に、失敗したら責任を取って辞めるとまで言って作った作品。さらに出来上がってしばらくオクラに。
放映後、山田洋次は、仕上がり試写で少しも面白くなかったが、劇場の反応が良くてほっとしたとのエピソードが語られた。
監督の心意気が伝わってくる。