ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ジャンゴ 繋がれざる者」、黒人ガンマンの西部劇調ラブロマンスです

2013-03-04 18:08:40 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆
    タランチーノファン ☆☆☆☆☆

実に痛快なラブロマンス調ウェスタンです。

南北戦争前の1858年のアメリカ。お尋ね者を、見つけ、殺す、いわゆる賞金稼ぎの男。実は彼がドイツ人なところが味噌。頭も切れるし、口も達者、平気で保安官を殺しながら、彼こそお尋ね者だと堂々と言ってのける。その要領のよさ。もちろんガン捌きも十分だが。

彼を演じるのがクリストファーヴァルツ、アカデミー賞助演男優賞を得た快演。

で、彼が狙う三人組の顔を知っている黒人を解放し、自らの助手に。

無事目的を達するが、今度は、黒人の妻の捜索に手を貸す。

この黒人が、見事なガン捌きで、後半の主人公に。

165分の長尺ものだが、テクニシャンのタランチーノだけに、次から次へと、事件が持ち上がり息つく暇もない。

そして最後は、豪華な農園の持ち主、これを演じるのがディカプリオ。彼もここまで演技者になった。

そこで、表の地下牢に全裸で放り込まれていた妻を助け出すことに。

緊迫したやり取りののちに、もう爆発するような、ガン捌きのやり取りと、屋敷まで吹っ飛ばすことに。まあ、お得意の血のりべったり。一瞬のガンアクションに驚く。

大体、西部劇の主人公に、ドイツ人と黒人を据えるという奇想天外な展開。皮肉がちりばめられている。

さらに、農園では、そこを取り仕切っている黒人執事が、奴隷たちを取り仕切っている不思議さ。彼の活躍で主人公は窮地に。サミュエル・L・ジャクソンの好演が緊迫感を引き立てる。

拷問シーンなどちょっとえげつないシーンがあるので+15の制限付きだが。

話の面白さは抜群だ。



コメント (2)
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