おススメ度 ☆☆☆
これは全国規模での劇場公開はされませんでした。
日本人の俳優が出演、日本語のシーンが多いので、一見日本映画かと思われますが、これは純然たるブラジル映画です。撮影もブラジルで行われたそうです。
したがって、時代背景や登場人物の心情など今の日本人には、分かりにくく、その割には、殺人事件というショッキングな映像があふれていて、日本人としてちょっと見るのを躊躇する映画です。
終戦後、日本の負けを信じない人たち、彼らは、連合国側にいて強圧的なブラジル政府にはいい印象は持っていなかったでしょう。彼らは、時代の流れで、移民を奨励され、本当は金を儲けて帰国するはずだった人々。
前半に、ブラジル軍による、襲撃と国旗の焼却など、屈辱を受けます。警察に抗議に向かいますが、逆に取り調べの対象に。
そして起こる、負けを信じる常識派への攻撃(常識派は無線などで、日本が負けたことを知っていました)
このショッキングな出来事を、どれだけ冷静に受け止められたでしょうか。
それにしても、奥田瑛二が重要な役どころの、日本軍人を演じ、さらに現地で俳優の指導もし、共同プロデューサーも務めています。
主演の伊原剛志は、男優主演賞を得たほどの熱演です。
しかし、いかんせん、日本人同士の、刀やピストルによる殺し合いがテーマのようなこの映画に、やくざ映画の潔さもなく、悲しいばかりです。
本当は、このような戦争による後遺症の悲劇は、もっとみんなに知ってもらいたいのですが、この映画ばかりは刺激が強すぎます。
これは全国規模での劇場公開はされませんでした。
日本人の俳優が出演、日本語のシーンが多いので、一見日本映画かと思われますが、これは純然たるブラジル映画です。撮影もブラジルで行われたそうです。
したがって、時代背景や登場人物の心情など今の日本人には、分かりにくく、その割には、殺人事件というショッキングな映像があふれていて、日本人としてちょっと見るのを躊躇する映画です。
終戦後、日本の負けを信じない人たち、彼らは、連合国側にいて強圧的なブラジル政府にはいい印象は持っていなかったでしょう。彼らは、時代の流れで、移民を奨励され、本当は金を儲けて帰国するはずだった人々。
前半に、ブラジル軍による、襲撃と国旗の焼却など、屈辱を受けます。警察に抗議に向かいますが、逆に取り調べの対象に。
そして起こる、負けを信じる常識派への攻撃(常識派は無線などで、日本が負けたことを知っていました)
このショッキングな出来事を、どれだけ冷静に受け止められたでしょうか。
それにしても、奥田瑛二が重要な役どころの、日本軍人を演じ、さらに現地で俳優の指導もし、共同プロデューサーも務めています。
主演の伊原剛志は、男優主演賞を得たほどの熱演です。
しかし、いかんせん、日本人同士の、刀やピストルによる殺し合いがテーマのようなこの映画に、やくざ映画の潔さもなく、悲しいばかりです。
本当は、このような戦争による後遺症の悲劇は、もっとみんなに知ってもらいたいのですが、この映画ばかりは刺激が強すぎます。