おススメ度 ☆☆☆
1987年、携帯もパソコンもない時代。
長崎から上京し、東京の大学に入学。名前は「横道世之介」、井原西鶴の「好色一代男」の主人公と同じ名前。
原作は、吉田修一の新聞小説。
19歳の青年が、東京の大学へ、入学するところから、徐々に友達を増やし、サンバサークルに入会し、さらに友達の輪を広げる。
上映時間は、2時間40分と、中身のない割には長い。
でも、淡々とした、青春のエピソードの積み重ねで長くは感じない。
特に、1980年代に大学生活を送った人にとっては、ほろ苦い青春が思い出されるだろう。
ただ、お嬢様との付き合いや、ゲイの友達との付き合いなど、ちょっと、変わった人生ではある。
底辺に流れるのは、実にお人好しな横道世之介。
純でありながら、どこか抜けたところもあり、何ともほのぼのキャラだ。
それが、友達や女生徒の奇妙な友情をはぐくみ、ほほえましい。
高良健吾が実にはまり役で、ちょっと汗臭そうな、憎めないキャラをうまく演じている。
その明るさこそが、今でも、青年たちに求められるものであり、いい子で終わってしまうところが、いかにも日本映画らしい。
そして登場人物の16年後が描かれることで、この映画は締めくくられる。
改めて青春の価値が見直される、そんな映画だ。
1987年、携帯もパソコンもない時代。
長崎から上京し、東京の大学に入学。名前は「横道世之介」、井原西鶴の「好色一代男」の主人公と同じ名前。
原作は、吉田修一の新聞小説。
19歳の青年が、東京の大学へ、入学するところから、徐々に友達を増やし、サンバサークルに入会し、さらに友達の輪を広げる。
上映時間は、2時間40分と、中身のない割には長い。
でも、淡々とした、青春のエピソードの積み重ねで長くは感じない。
特に、1980年代に大学生活を送った人にとっては、ほろ苦い青春が思い出されるだろう。
ただ、お嬢様との付き合いや、ゲイの友達との付き合いなど、ちょっと、変わった人生ではある。
底辺に流れるのは、実にお人好しな横道世之介。
純でありながら、どこか抜けたところもあり、何ともほのぼのキャラだ。
それが、友達や女生徒の奇妙な友情をはぐくみ、ほほえましい。
高良健吾が実にはまり役で、ちょっと汗臭そうな、憎めないキャラをうまく演じている。
その明るさこそが、今でも、青年たちに求められるものであり、いい子で終わってしまうところが、いかにも日本映画らしい。
そして登場人物の16年後が描かれることで、この映画は締めくくられる。
改めて青春の価値が見直される、そんな映画だ。