ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「塀の中のジュリアスシーザー」、本物の囚人がシェークスピア劇を熱演

2013-03-21 19:52:35 | 映画
おススメ度 ☆☆☆
    演劇好き ☆☆☆☆

イタリア映画。タヴィアーニ兄弟の作品。

日本では考えられないが、囚人それもかなりの重犯罪人。

彼らが、年に一度、演劇を一般人に披露するという。

冒頭、刑務所へ入っていく人々、囚人たちの熱演に拍手。

白黒とカラーのシーンが交互に行き来するのでちょっと戸惑う。

まず、演劇のタイトル(この場合、ジュリアスシーザー)が発表され、それからオーディションが、

そこで囚人達がショートコントを演じるが、個性が垣間見れる。

さすが極悪犯だけあって、体はでかいは、つらは厳しいは、本物の役者より、ギリシャの戦闘員みたい。ただし、映画は、イタリア語、それも方言が使われたらしい。

さらに、劇は、物語に沿って展開されるが、刑務所が工事中とあって、場所はそこここ、石畳だけに、リアルさが増す。

そして戦闘シーン、これは舞台が主体だが、戦士たちのクローズアップと叫び声で、迫力満点。

上映時間76分の中編ものだが、中身は濃い。

ただ、演劇主体だけに、一般ファンには荷が重いかも。
コメント
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