ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「オールイズロスト 最後の手紙」、ロバートレッドフォードの一人芝居です!

2014-03-18 16:54:05 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆
 冒険映画好き ☆☆☆☆

昨年、元読売テレビの辛坊次郎氏が、太平洋をヨットで航海中、クジラとぶつかり、遭難したというニュースがあった。幸い自衛隊に救助され一命をとりとめたが、海の怖さを知らしめた。

で、この映画、自家製ヨットでインド洋を航海中、漂流中のコンテナにぶつかり、船の一部が壊れ浸水の被害に。

こちらは、かなり年配の(ちなみに演じるレッドフォードは77歳)ヨットマン。それも単独航海だ。

そして、通信機器など、連絡手段を失ってしまう。

それでも、冷静沈着に、壊れた個所を補修し、水を手動でかき出し、なんとか、航海を続ける。

しかし、更に、暴風雨に見舞われ、ついには船は沈没、救命ボートで生活することに。

この映画、全編、レッドフォード演じる男が淡々と危機を乗り越えていく姿を追っていく。それ以外ない。回想シーンも、その後のシーンもない。ただ、航海中の出来事だけを淡々と描いていく。したがって、この主人公の人となりは、その行動を通してしか知りようがない。

何とも冒険的な映画。

退屈と思えば退屈、面白いといえば面白い。

106分、長いと思うか、短いと思うか。

それにしても、後半、海の下からとらえられた映像は美しい。また、俯瞰シーンも素晴らしい。音楽も見事。

そして、ほぼ全編、ずぶぬれになりながら奮闘するレッドフォードの演技に感心させられる。

それにしても、人間はここまであきらめずに生きられるのか?
コメント
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