おススメ度 ☆☆☆☆
21歳の時枝修。親からの仕送りでアパート暮らしの大学生。
父親が借金苦で逃げ出したため、大学はおろかアパートまで放り出されてしまう。
ネットカフェを根城に、何とかなるわと、パチンコに金を突っ込んだりするが、ある日女に誘われ行った先で豪遊、女に逃げられ借金苦に、そこで頼み込んでホストになるが、そこもタコ部屋のような生活が待っていた。
社会派佐々部清が監督、骨太な演出で、東京で難民と化す若者たちの生態を見事にクローズアップしてくれる。
現代の若者たちが安易に生活していて、一端歯車が狂ったら、東京は砂漠なのだということを思い知らせてくれる。
簡単に金が稼げないことを、見事に映像化し、悪にはまるとそれが歯車式に転落の一途なことも知らしめてくれる。福澤徹三の同名の小説を映画化したものだが、なかなか迫力がある。
ただ、ホスト社会の描写が長く、一人のボスであれだけえぐいことができるのかちょと実態がわからないだけに首をかしげるところがあり、引いてしまう。
群像劇の感があり、それぞれの配役も適当で、現実感に差があった。中で光っているのは、井上順のホームレスで、ラストへの救いにつながっている。
暴力的な映画が多い中で、真面目に現代若者の恥部に取り組んだ意欲は奏とすべきだろう。
特に前半は、よく練れた筋運びで納得させてくれる。
ホスト狂いの女性が出てきて、ちょっとストーリー的には無理がある。まあ、話の展開として仕方がないのかも。
21歳の時枝修。親からの仕送りでアパート暮らしの大学生。
父親が借金苦で逃げ出したため、大学はおろかアパートまで放り出されてしまう。
ネットカフェを根城に、何とかなるわと、パチンコに金を突っ込んだりするが、ある日女に誘われ行った先で豪遊、女に逃げられ借金苦に、そこで頼み込んでホストになるが、そこもタコ部屋のような生活が待っていた。
社会派佐々部清が監督、骨太な演出で、東京で難民と化す若者たちの生態を見事にクローズアップしてくれる。
現代の若者たちが安易に生活していて、一端歯車が狂ったら、東京は砂漠なのだということを思い知らせてくれる。
簡単に金が稼げないことを、見事に映像化し、悪にはまるとそれが歯車式に転落の一途なことも知らしめてくれる。福澤徹三の同名の小説を映画化したものだが、なかなか迫力がある。
ただ、ホスト社会の描写が長く、一人のボスであれだけえぐいことができるのかちょと実態がわからないだけに首をかしげるところがあり、引いてしまう。
群像劇の感があり、それぞれの配役も適当で、現実感に差があった。中で光っているのは、井上順のホームレスで、ラストへの救いにつながっている。
暴力的な映画が多い中で、真面目に現代若者の恥部に取り組んだ意欲は奏とすべきだろう。
特に前半は、よく練れた筋運びで納得させてくれる。
ホスト狂いの女性が出てきて、ちょっとストーリー的には無理がある。まあ、話の展開として仕方がないのかも。