ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「レ・ミゼラブル」、パリ近郊移民の町での暴動!

2020-12-05 17:42:09 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

カンヌ映画祭で、「パラサイト」と賞を争った作品。

「レミゼラブル(悲劇)と同じ舞台(パリ郊外)。

だが、現在は、アフリカ系移民、イスラム教、貧困層の巣窟となっている。市長ら有力者も黒人だ。

監督が、この地の出身で、見聞きしたことを題材に描いたという。

アメリカで、黒人の警官による差別が問題となっているが、この映画も根底は一緒。

ライオン窃盗という些細な出来事が、子供たちの暴徒化によって、テロ的な暴走に。

子供たちに追い詰められた警官がゴム弾を発射、顔に傷を負った少年。

だが、警官は、救急車を呼ぼうとせず、ドローンの存在に目を奪われてしまう。

そして、この地の有力者にとりなしてもらう。

だが、犯罪者にされた少年たちは再び蜂起。

爆竹などで警官を追い詰める。

少年は爆竹を警官に向かって投げるか、警官が発砲するか、でエンド。

最後まで緊張感が途切れない切れきれの演出。

「悪い草もない。悪い人間もいない、悪いのは育て方だ」の言葉が耳に残る。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする