おすすめ度 ☆☆☆★
スウェーデン・デンマーク合作 PG12
「長くつ下のピッピ」「ロッタちゃん」など数々の名作児童文学を生んだスウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンの知られざる若き日々を描いた伝記ドラマ。
児童文学は未読。物語と直接関係ないので、予備知識不要。
スウェーデンのスモーランド地方。今から100年ほど前、封建度のきつい時代。
農家、家族そろって作業に励む、クリスチャン。
奔放な少女は、堅苦しい時代から、羽ばたきたいと考えていた。
新聞社に勤務、社長に気に入られ不倫。妊娠してしまう。
そこからが地獄。
離婚訴訟のため、公にできず、隣国デンマークで出産。子供は、そこで預かってもらう。
当時女一人で生活は困難、ましてや子持ちでは。
子供を引き取るが、子供は、育ての親に。
この苦労があったからこそ、文学作品に生かされたといえるのかも。
主演のアルバ・アウグストが、肌をさらしての熱演。
最後まで気が抜けない。