おすすめ度 ☆☆☆
LGBT ☆☆☆☆
男性同士のカップルが親権獲得や周囲の人々への理解を求めて奮闘する姿を描いたドラマ。
岐阜の山中で人里離れて自給自足生活をしているしゅん(宮沢氷魚)の元にかつての恋人なぎさ(藤原季節)がひとり娘とやってくることでドラマが動き出す。自分を捨てて勝手に結婚、子どもまでいる。そして今や妻との離婚調停中で行き場がなくなりかつての恋人の元にやってくるという身勝手な男。
やがて、6歳の娘空が取り持つ形で、動いていく。
田舎社会とのつながりや、離婚調停(親権問題)を通じて、ゲイのむつかしさがあぶりだされ、しゅんが、村人にゲイを告白、なぎさが、調停で折れることによって、収束する。
でも、やはり、まだ世間の目は厳しく、この映画を見て理解してくれればいいのだが。
演出今泉力哉。主演の宮沢は、この映画で、新人賞を受賞している。