おすすめ度 ☆☆☆★
R15+/デンマーク・スウェーデン合作
女王はクイーンではない。原題はデンマーク語で「女王」を意味する『Dronningen』(2019)。英語では「心の女王」を意味する『Queen of Hearts』。すなわち権力者の罪だ。
世界の映画祭で22の受賞&17部門ノミネート!。デンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)主要9部門受賞。
まさに圧巻の映画だが、義理の息子とセックスし、それを覆い隠そうとして、息子を死に追いやる。まさに積み深き女の物語。
児童保護を専門とする優秀な弁護士のアンネは、夫と前妻との息子で、問題を起こして退学となった17歳の少年グスタフを引き取ることになる。
児童保護を専門にする女が、義理の息子とはいえ、自らの性欲のため、息子と愛を交わす。
その現場を、妹に見られ、夫に告げ口されます。
そこから保身に走るアンネ。
監督は女性ですが、かなり濃厚なセックスシーン。
中年のおばさんの肉体をさらけ出します。
自然界の描写も美しく、北欧らしい映画に仕上がっています。
女があっけなくセックスに走ってしまうのと、その収拾の仕方のえげつなさが目立って、ちょっと、日本では理解しずらい展開です。
ただ、物語としては、なかなか面白い展開です。