おすすめ度 ☆☆☆☆
R15+/チェコ・スロバキア・ウクライナ合作
35ミリフィルムのモノクロームのシネスコの映像 169分の長尺。
魂を撃ち抜かれる渾身の映画!
ホロコーストを逃れ、たった一人で田舎に疎開した少年が差別と迫害に抗いながら強く生き抜く姿と、少年を徹底的に攻撃する“普通の人々"を赤裸々に描く。
それぞれのエピソードが、魂に響く。
英文タイトルは、The Painted Bird、ペンキを塗られた鳥は、群れから仲間外れにされ、地に落ちる。
子供と鳥とのブロマイドは、少年が首だけ残して、生き埋めに会い、鳥につつかれる姿。
今は、平和な日本だが、昔は、差別がひどかった。他人事ではない。
さらに少年に襲いかかるセックスの暴力。
少年は成長して、生きるすべを学ぶ。それは、殺し。
ヴェネツィア映画祭で途中退場続出! だがラストまで観た人は10分のスタンディングオベーション! 史上最大の“賛否両論"で、金獅子賞『ジョーカー』以上に映画祭の話題を独占!
これぞ映画!