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「マルモイ ことばあつめ」、日本の占領下、朝鮮の言葉を集めて、辞書を作ろうとした人たちがいた。

2021-04-27 17:22:36 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

1940年代の日本統治下の朝鮮半島で言語が朝鮮語から日本語に変わり、名前も日本式となっていく中、母国語を遺したい思いで全国の言葉・方言を集めた「マルモイ(ことばあつめ)作戦」の史実をベースに描いたドラマ。

親日派の父親を持つ裕福な家で育ったジョンファンは、失われていく朝鮮語を守るために朝鮮語の辞書を作ろうと各地の方言などあらゆる言葉を集めていた。

盗みなどで生計をたてていたパンスは、ジョンファンのバッグを盗んだことをきっかけに、ジョンファンとかかわるようになる。学校に通ったことがなく、朝鮮語の読み書きすら知らなかったバンスはジョンファンの辞書作りを通して、自分の話す母国の言葉の大切さに気づいていく。

日本統治下の朝鮮では、日本語教育がなされ、日本化の真っただ中にあった。

言葉は、その国の文化の象徴だ。

当時の朝鮮では、韓国語の辞書がなく、地方によって方言があり、それを統一する必要がある。

日本の統治下でそれをしようとした集団があった。

弾圧する側の日本はかなり悪者に描かれているので、良い感じはしないが、韓国流の映画術で、結構ドラマチックに盛り上げている。

韓国人にとっては大切なことなんだろう。

 

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