おすすめ度 ☆☆☆★
韓国映画としては珍しく、シリアスな映画。
平凡な女性の人生を通して韓国の現代女性が担う重圧と生きづらさを描き、日本でも話題を集めたチョ・ナムジュのベストセラー小説が原作。
結婚して、子供を持った女性の苦労は、日本でも同じだ。
主人公のキムは、心を病んでいく。
夫は優しいのだが、現実は厳しい。封建的な家族の立ち位置が事件を起こす。
初監督のキム・ドヨンは、物語を丁寧につないでいく。
大がかりなドラマではなく、一つ一つの小さな出来事を積み重ねていく。
日本では、みんなの意識も変わり、今では、緩和されているように思うが、根っこは変わらない。
ラストは、良い姿を暗示しているが、良くなってほしいと願う。
チョン・ユミとコン・ユのコンビは成功している。