おすすめ度 ☆☆☆★
テレビドラマにもなった高田郁による同名人気時代小説の映画化。
小説は、膨大なので、映画は、大洪水で両親を亡くした澪と野江の物語にしぼって成功。
角川春樹、8作目の監督作品。
人情物で泣かせる作り。
享和二年の大坂、仲の良い幼なじみだった8歳の澪と野江を大洪水が襲う。二人は、両親を亡くし、離れ離れになってしまった。
澪は蕎麦処「つる家」の店主に助けられ、天性の料理の才能を見いだされた女料理人として働き、さまざまな困難に立ち向かいながらも店の看板料理を生み出していった。
一方、野江は吉原で頂点を極めるあさひ太夫となっていた。
料理が縁で二人は再会。
料理と吉原という、二大エンターテインメントがテーマで、二人の人情噺を紡いでいく。
松本穂香が澪を、菜緒が野江を演じている。
角川が監督ということで、名優たちが脇を固めている。
人情時代劇として成功。料理は武器だ。