おすすめ度 ☆☆☆★
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 (オークワフィナ) ほか、各国で絶賛の嵐。
中国で生まれアメリカで育ったルル・ワン監督が自身の体験に基づき描いた物語で、祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、余命わずかな祖母のために帰郷し、それぞれが祖母のためを思い、時にぶつかり、励まし合うながら過ごす日々を描いたハートウォーミングドラマ。
中国(東洋)とアメリカ(西洋)のギャップが、それぞれのエピソードで活写。
特に死生観の違いは大きい。
皆が集まった嘘を繕うため、結婚式をでっちあげ、その花嫁は日本人。
おかげで、日本のカルチャーギャップも。
祖母の病状を隠すため、様々な手立てを、でも祖母は知っていた。
それにしても、日本ではあまり考えられないシチュエーション。
中国のほうが国際的か?
祖母の死を前にしての別れを描いたラストは秀逸。涙なしでは見られない。
監督の実体験がほとばしり出ている。