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「薬の神じゃない!」、ジェネリック薬の密輸事件!

2021-07-28 17:29:26 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

久しぶりに素晴らしい映画を見た。

2014年に中国で実際に起こり、中国の医薬業界の改革のきっかけともなったジェネリック薬の密輸販売事件を映画化。

アジア・フィルム・アワード・助演男優賞、金馬奨・主演男優賞、新人監督賞、オリジナル脚本賞の3部門受賞をはじめ、国内外の映画賞を数多く受賞し、名実とともに中国を代表する作品となった。

血液のがんである慢性骨髄性白血病の治療薬。

スイスの製薬会社がその治療薬を販売しているが、高価で、貧しい患者たちは、買うのを見送らざるを得ない。

そんな中、インドでジェネリック薬が売られていて、これが結構安い。

男性の精力剤など、怪しい薬で、かつかつの生活をしていた男が、コネを持ち掛けられ、インドの製薬会社と契約。

輸入に踏み切る。が、中国では、未認可のため、捜査の対象となる。

はじめは、金もうけに群がる男たちの物語だが、やがて、白血病患者の苦しさを目の当たりにし、慈善へと展開。

映画のテンポもよく、ラストは涙ものだ。

主人公を、シュー・ジエンが好演。

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