おすすめ度 ☆☆☆☆
在宅医療の話で、結構きついシーンが出てくるので、興味のない人には不向き。
在宅医療のスペシャリスト、長尾和宏によるベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を高橋伴明が脚本監督。
死と向き合う医師の姿を通して、尊厳を描いている。
前半の在宅医療の失敗例、後半の成功例。
真ん中は、先輩医師の成功例。
演じる役者が皆うまい。
失敗例の下元史朗さん、よくまあ、こんな難役を引く受けたものだと思ったが、もともと、高橋監督に引き立てられた人。そうでなければ、こんないやな役誰が引き受ける。
そういう意味では、高橋監督の人徳。成功例の宇崎竜童さんも好演。
後半、川柳で笑わすなど、工夫がみられる。
主人公の柄本佑、長尾医師役の奥田瑛二好演。