おすすめ度 ☆☆☆★
史実を描いて ☆☆☆☆
フランス・イタリア合作
ロマン・ポランスキーが19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した歴史サスペンス。作家ロバート・ハリスの同名小説が原作。
権力に立ち向かった男の不屈の闘いと逆転劇を壮大なスケールで描き、2019年・第76回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した。
唯一のユダヤ人にスパイの容疑がかかり、有無を言わさず終身刑に。
対敵情報活動を率いるピカール中佐はドレフュスの無実を示す証拠を発見し上官に対処を迫るが、隠蔽を図ろうとする上層部から左遷を命じられてしまう。
あくまで真実を追い続ける中佐の態度に感服。
ジャン・デュジャルダンの好演に拍手。
初めて、ドレフュス事件の内容を知った。