おすすめ度 ☆☆☆★
イギリス・カナダ・アメリカ合作 R18+
一人の少女の死と彼女が遺した日記から紡ぎ出されるロシアンマフィアの恐ろしい実態がクローネンバーグ監督らしいどぎついバイオレンス描写をともなって立ち上がる。
拳銃を使わない、したがって、刃物の傷が痛々しい。
主演のビゴ・モーテンセンの入れ墨をした全裸フルチンの格闘シーンは、圧巻。長い、いろんな角度の映像。まさに痛いシーンだ。
ロシアの犯罪におけるタトゥ(繊細にデザインされてみごと!)の意味合いとか、恐怖の処女地にキャメラを入れたかのようなドキドキする臨場性がある。
駆け込み出産をして死んでしまった少女をみとる看護婦をナオミワッツ。
売春婦とか刺青とか、犯罪の定番。